美しさときれいさ

「ドブネズミみたいにうつくしくなりたい」

という歌詞があります。ヨルタモリという番組でタモリさんが「美しさときれいさをちゃんと分かってる人じゃないと書けない」とおっしゃられてました。

タモリさんはミュージックステーションの司会をやっているのにミュージシャンをめったに褒めないことで有名ですが、小沢健二さんの歌詞はすごいとテレホンショッキングでおっしゃってました。タモリさんは、

「左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる 僕は思う この瞬間は続くと いつまでも」

という歌詞は「海が見えてくる」までは普通の歌詞だけどそれに「この瞬間は続くと いつまでも」と続けたのが凄いと。またそれは生命の肯定で、自分はそこまで肯定できないから色々考えさせられたと。それを聞いた時「うぉーーー、まじかよ、タモリィーーーー!!そうだったのかぁーー!!」と興奮しました。タモさんはそういう複雑なことを誰にでも分かるように書けるのがすごいと言っていて、それを聞いた時「うぉーー、オザケンありがとー!」と思いました。

話が逸れてしまいましたが、「きれい」と「美しい」って混同しがちだけど違うんだなと思ったのです。きれいって言われる人は結構いるけど、美しい人ってそんなにいないとか、きれい事とは言うけど美し事とは言わないな、と思ったり。英語だとどちらもbeautifulだと思うんですけど、どうなんでしょうか?

自分のデザインが「あいつのきれいだけどつまんない」とか言われたらやだなとか、「美しい何かをデザインに入れられたらいいな」とか、「美しい何かを入れるっていう考え自体が美しくないのかな?」とか色々思ったりします。

美しさって何でしょうかね?小学生の頃8月1日、虫かごと網持って「この瞬間は続く いつまでも」と思ってました。これってすごく美しいことだったのだと思います。
 


 

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