様々な解釈と視点があるからこそ、この世界は自由で豊かですばらしいのだと。
映画「FAKE」のパンフレットから森達也さんの言葉。監督の作品は毎回揺さぶられてしまいます。
様々な解釈と視点があるからこそ、この世界は自由で豊かですばらしいのだと。
映画「FAKE」のパンフレットから森達也さんの言葉。監督の作品は毎回揺さぶられてしまいます。
それにつけても、と思う。「ものを包むということは、心を包むということだ」という故安藤鶴夫氏のことばは、たとえ時代がどのように変わっても、結局、かわることのないパッケージの本質を、実に見事にいい得ている、と。パッケージに付随するさまざまな要素や条件をギリギリのところまではぎ取って、なおかつ残る最後のもの、それは再三いうように「人間自身」である。そして、人間を人間たらしめているものは、心なのだ。
via 世界のグラフィックデザイン5 パッケージ 岡秀行編 1974年 講談社
よく三千円の入場料を払ったけど、あのステージなら三千円の価値はあった、なんて言うでしょう。あの考え方が、僕は、全部をダメにしている、という気がするんですね。得だ、と言われて、動かされている時代は、やっぱり貧しい時代だと思う。
対談の中で糸井重里さんがおっしゃっていた言葉です。
via 日本のタイポグラフィ(誠文堂新光社)
「最近の若者はすぐ仕事をやめる」という話、よく耳にします。
実際は、学校卒業後の離職率は1980年代後半からほぼ変わらないそうです。《*》
景気の良い時に採用された人は離職率が低いそうです。どうしてかと言うと条件のよい時に入った人は「辞めるのはもったいない」と離職しないので、その年代の離職率は下がるということです。
そもそも年齢を重ねれば離職率が低くなるのは当然で、それを盾に「最近の若者はすぐ、、」というのはちょっと「大人げない」ですよね。
若者による事件があると「最近の若者は、、」と言われますが、大人が事件をおこしても「最近の大人は、、」と言われることはありません。
もしティラミスがお客さまに「最近の若者はすぐ仕事をやめる」というのを違ったアプローチで言いたいと依頼されたら「若者は年長者よりはすぐ仕事をやめてしまう。なぜなら人生経験も少なく、いろいろなことにチャレンジできる可能性に満ちているからだ」という風になります。
自分を信じないで
信念に惑わされないで
死を解き放つことで
知識はやってくるDon’t believe in yourself
Don’t deceive with belief
Knowledge comes
with death’s release
この一節を聴くと「自分を信じて」というのがきな臭く思えてきます。
こんにちは。
パクリ騒動がおこるたびに「パクリってなんだろうな?」と考えたりします。
これは坂本龍一さんの名盤「B-2 Unit」のジャケットです。ジャケットデザインは井上嗣也さん。
これはEl Lissitzkyの「Pro dva kvadrata」という作品です。
次は小沢健二さんのラブリー。イントロを聞いてみてください。
次にBetty WrightのClean Up Woman。イントロを聞いてみてください。
さらにSAM and DAVEのSoul Man。イントロを聞いてみてください。
水木しげる先生の妖怪たちにも元ネタはたくさんあります。あら、鬼太郎が、、。先生の元ネタはこちらのサイトにまとめられています。【水木しげる絵の元ネタ】
パクリと言われていつも考えるのはものまねの存在、ものまねをしている人を「あれは本人のパクリだ」と言う人はいません。しかし声質をパクっていると言われたらどうなるのでしょうか。
いとうせいこうさんが何かで、和歌の技法に本歌取というのがあって「日本では伝統的に著作権を捨ててお互いにいいとこ取りをし合うということをやってきた、若い人は著作権が当たり前だと思ってはいけない。」とおっしゃってました。
「著作権がないと発明する人たちのやる気がなくなってしまう」という意見もあります。一方で食事のレシピやファッション、フォントなどは法律で縛られずに発展してきました。著作権とパクリも近い所をうろうろしている気がします。
また、敬意のない模倣がパクリと言われている気がしますが、敬意とはいったい何なのかと考えるとよく分からなくなってきます。
もしスタートレックのような時代がきて、お金に困らない生活を皆ができるとしたら、著作権やパクリのあり方は、また違ってくるのではないかと思います。
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‘Would you tell me, please, which way I ought to go from here?’
‘That depends a good deal on where you want to get to,’ said the Cat.
‘I don’t much care where —’ said Alice.
‘Then it doesn’t matter which way you go,’ said the Catアリス「私は何処へ行ったらいいか教えてくれない?」
ネコ「それは、おまえが何処へ行きたいかによるよ。」
アリス「私は何処へ行くかほとんど気にしないわ。」
ネコ「それなら、どっちへ行ったって大した違いはないさ。」
via 不思議の国のアリス
大差ないそうです。
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