NHK「首都圏ネットワーク」にてティラミスがデザインを担当したバックパネルが使用されました。

テレビの現場で自分たちのデザインが活かされるのは、とても光栄です。
NHK「首都圏ネットワーク」にてティラミスがデザインを担当したバックパネルが使用されました。

テレビの現場で自分たちのデザインが活かされるのは、とても光栄です。

公園にブルーシートを広げ、画板とクレパスを並べて待ちます。しばらくすると、子どもたちが「何してるの?」と聞いてきます。私は「お絵描きするとおやつがもらえるよ」と答えます。公園で子どもたちに絵を描いてもらい、その絵をおやつと交換する。青空おやつは子どもたちの絵を通して、やさしさの循環を生み出す取り組みです。
子どもたちが描いた絵は、その絵を持ち帰るか、青空おやつに預けるかを自分で決めてもらいます。おやつを渡すときに、預けられた絵が未来のおやつになることや、今もらったおやつは、前に誰かが描いた絵から生まれたことを伝えます。
子どもたちから預かった絵は、「おやつのたね」を購入してくれた人の元に送られます。販売方法はネットや展示など、やさしさを増やしたいと思う人々の協力によって成り立っています。おやつ代がない場合は無理に開催しない方針で、これまで月に一度のペースで、5年以上開催し続けています。
最初は、公園で立っている私たちを怪しんでいる人もいました。「飲食物を配るのは心配だ」と言われたこともありました。しかし、少しずつ子どもたちに知ってもらえるようになって、今では私たちを見つけると「今日は青空おやつの日なの?やる〜」と走ってきてくれる子が増えました。
ブルーシートを敷くとそこが居場所になる。青空おやつは困難に直面する前に、ゆるく支え合うための活動です。立派な施設も資格もいらず、必要なのはやさしさを持った人です。商品ではなくやさしさを流通させることが目的で、誰でも気軽に参加できます。
私が子どもの頃、みんなが一円ずつ出し合えばこの世に不幸な人はいなくなると思っていました。クラウドファンディングでそれが実現できる今、戦争はなくなっていません。リーダーやヒーローの出現を待つのではなく、一人ひとりが小さなやさしさを持ち寄り、大きな世界を変えていくことで、平和でやさしい世界を築きたいです。
こちらでは、Tiramisuがデザインを担当させていただいた、厚木市制70周年記念ラッピングバスのデザイン制作プロセスをご紹介します。
・5/28:デザイン依頼
・6/28:70周年ロゴ決定(公募)
・7/09:デザインデータ入稿
・7/19:色校正
・8/02:ラッピング施工
・8/03:ラッピングバス運行開始
デザインのご依頼から入稿まで、約1ヶ月というタイトなスケジュールで進行しました。この約30日間を、アイデア出し、制作、修正にそれぞれ10日間ずつ充て、効率的な進行を心がけました。もちろん、他の業務と並行していたため、実際にデザインにかけられる時間はさらに限られていました。
私の制作スタイルは、単に時間をかければ良いというものではありません。各案件には「最適な時間」があると考えています。長すぎず短すぎず、その最適な時間を見極めることが、良い結果に繋がると信じています。
「厚木市を表すもので、過去から現在、そして未来まで消えずに残るものは何か?」その問いから生まれたのが、厚木市の市章と市の花「さつき」を組み合わせたデザインです。

厚木市の市章は昭和25年から受け継がれており、「あつぎ」の3文字と鮎3尾を「あ」の字型に図案化し、市民の和合と発展を象徴しています。また、厚木市の花「さつき」は、豊かな自然を表す代表的な花です。この二つをデザインの主要なモチーフとしました。

さつきの花をモチーフにすると決めた後、まずは事務所の前に咲くさつきをじっくり観察し、その構造を分解するところから始めました。

さつきの花のイメージを掴むため、まずはAIでの画像生成を試みました。しかし、残念ながら求めている「これはいけそうだ!」という手応えは得られず、気持ちを切り替えて次のアプローチへと進みました。

ラッピングバスのデザインにはいくつかの制約があります。特に上部の赤い部分にはデザインを配置できません。他にも細かな規定があるため、ここでは割愛します。また、デザインはバス会社だけでなく、行政案件の場合は行政の審査もクリアする必要があります。

まずは、さつきの写真を切り抜いてバスのレイアウトに配置し、イメージを確認しました。この段階ではまだ半信半疑でしたが、「これなら何とかいけるかもしれない」という手応えも同時に感じられました。

次に、さつきのグラフィックを丁寧に作り込み、デザインとして機能するかどうかを検討しました。

「ハレの舞台」にふさわしい、記憶に残るグラフィックイメージをさつきの花で表現することを目指しました。特に、第一印象で華やかさと洗練さを感じさせるよう、形と色に細心の注意を払いました。さらに、さつきの花と市章の形状が似ている点に着目。並べた際に相性が良く、統一感のあるデザインになるよう工夫しました。

市制70周年という節目を、単なる数字としてではなく、厚木の歴史と未来を繋ぐものとして表現したいと考えました。これまでの60年、50年、40年といった歩みが現在の豊かな厚木を築き、それがさらに次の時代へと発展していく。この思いを込めて、市章の隣に1から70までの数字を配置しました。これは、過去の積み重ねと現在の繁栄を祝い、そしてバス後部に掲げたキャッチフレーズが示す未来へと、その思いを繋いでいくことを象徴しています。

市章は一定のパターンに限定せず、バスの形状に合わせた有機的な配置を施しました。市章が集まって動きを持つことで、厚木市民の和合を表現しています。配置は完全に自由ではなく、社会のルールのように一定の規則性を持たせています。また、鮎が泳いでいる様子も想起させるデザインとなっており、市章の由来である「あつぎ」と「鮎」の両方の意味を含ませています。

バスの右側と左側で異なるデザインを制作しました。規則性を持たせつつも動きを感じさせるデザインになるよう調整を重ね、「これならいける」という確かな手応えを得ることができました。


提出した初稿がこちらです。
初稿提出後、「ドアの70周年をもっと目立たせてほしい」という要望と、「バス後方の誕生日ケーキを外してほしい」という要望がありました。

初稿では、厚木の市章に1から70までのナンバーを添え、1をバースデーケーキに見立て、厚木名産の苺で厚木の誕生を表現していました。

バス後方の誕生日ケーキを外すとデザインのバランスが崩れるため、代わりに「70th anniversary Atsugi City」と「1 February 2025」を追加しました。


また、「ドアの70周年をもっと目立たせてほしい」というリクエストには、ドアのデザインを2パターン用意し、その中からB案が採用されました。
こうして、厚木市制70周年記念ラッピングバスのデザインは形になりました。私自身、初めての試みだったため、この貴重な経験を備忘録として、またこれから同様のデザインに挑戦される方々の一助となることを願って、ここに記録しました。
どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。









シンボルマークは顔に見立てることができます。下に引かれた線は、左から右へと進むにつれて荒地が整地され、右肩上がりに整っていく様子を表しています。クライアントに合わせてどんな色にもなることができ、アメーバのように柔軟で、組織に変化をもたらします。
Client:株式会社MiGaku
Art Direction/Design:松村 剛司
どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。
「どうしてロゴが欲しいのか。その答えがないのなら、ロゴはいらない。」
少し厳しい問いかけから始めてしまいました。でもこれは、私たちがロゴ制作という仕事に向き合う上で、何より大切にしている出発点です。
なぜなら、明確な「なぜ」がないままに作られたロゴは、ただの飾りになってしまうからです。
もし、あなたの答えがこのあたりに近いのなら、一度立ち止まって考えてみてください。そのロゴは、本当にあなたのビジネスを未来へ押し進める存在になってくれるでしょうか。
この記事では、あなたのビジネスの「顔」となるロゴをつくるための、2つのアプローチをご紹介します。読み終える頃には、最初の問いへの、あなたなりの答えがきっと見つかっているはずです。
今の時代、AIを使えば驚くほど手軽にロゴの「形(What)」を作れます。屋号や事業内容を入力するだけで、数秒後にはたくさんのデザイン案が現れます。


・たくさんのアイデアの中から、ヒントを見つけたい時。
・まずは費用をかけずに、一歩を踏み出したい時。
AIとの対話の中で「これが合う」と感じる形に出会えたなら、それは素晴らしいスタートです。そのロゴを掲げて、まずは前に進んでください。
ただし、AIで作成したロゴには著作権・商標権に関する注意が必要です。この分野は議論が続いており、今後の法改正や判例によって大きく変わる可能性があります。最新情報の確認をおすすめします。
AIはたくさんのデザイン案を出してくれます。でも、その中から一つを選ぶ段になって、こんな風に感じていませんか?
・綺麗だけれど「自分のビジネスらしさ」が薄い
・このロゴの意味を、お客様に堂々と説明できる自信がない
その「なんか違う」はとても大切なサインです。AIはあなたの言葉を理解できますが、その言葉が生まれる背景にある「こだわり」や「熱量」までは、まだ汲み取れていないことが多いからです。
私たちの仕事は、その「なんか違う」を一緒に言葉にし、「これだ!」と腑に落ちる形にしていくことです。
Tiramisuのロゴ制作は、「なぜあなたのビジネスにロゴが必要なのか」という問いから始まります。
私たちは、まずあなたとの対話に時間をかけます。なぜ、この事業を始めたのか。どんなお客様の顔を思い浮かべながら、日々仕事をしているのか。5年後、10年後、どんな会社でありたいか。
対話を通じて、ビジネスの「存在理由」を一緒に掘り下げます。その揺らぎのない「なぜ(Why)」が見つかったとき、初めて「何を作るか(What)」へ進みます。
私たちは、論理的な設計だけではなく、対話の中で感じ取ったあなたの「言葉にならない想い」まで読み取り、ロゴという形に注ぎこみます。
それはまるで、あなたの事業への想いを通訳する「翻訳家」のようであり、その想いをロゴに降ろす「イタコ」のようでもあります。
このプロセスを経たロゴは、単なるマークではありません。あなたの「こだわり」や「覚悟」が宿った、大切なパートナーになります。
もしかすると、最初はAIから始めるのが自然かもしれません。AIの作ったロゴに心から満足できるなら、それも素晴らしい答えです。
でも、もし。
その手軽さの先で「物足りない」と感じたり、「自分たちのこだわりが表現し切れていない」と思ったりしたなら。
その感覚こそが、次のステージへ進むためのサインです。
それはきっと、「自分のことをちゃんと理解してくれるお客様と出会いたい」という気持ちが、心の中に生まれ始めているサインです。
そして何より、「なぜロゴが欲しいのか、その答えを誰かと一緒に見つけたい」そう思っていただけたなら、ぜひ私たちに話を聞かせてください。
デザインの話をする前に、まずは、あなたのビジネスの「なぜ」から。
ご連絡を、心よりお待ちしています。
どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。
「じゃあ、つまんないね。」
その言葉を聞いたとき、私は少し驚きました。海老を食べられないだけで、そんな風に決めつけられるなんて。
「すごく楽しいですよ。」
そう答えると、相手は少し戸惑ったような表情を浮かべ、こう尋ねました。
「だって、海老フライも食べられないんでしょ? 」
その質問に、一瞬どう返せばいいか迷いました。たぶん、相手にとっては、美味しいものを食べることが人生の楽しみそのものなのだと思います。好きな料理を味わえないと、日常が台無しになってしまうと感じるのかもしれません。
でも、私の人生は、たった一つの出来事で決まるものではありません。映画がたくさんのシーンでできているように、私の日々もさまざまな瞬間が重なってできています。もし、相手が一部の出来事だけで全体を判断するなら、それは本の表紙だけで結末を決めるようなものです。
実は私には、秘めていた感情がありました。目の前の相手が、ほんの一部分だけを見て「つまらない」と決めつけるその態度には、その人自身の視野の狭さがにじんでいるように感じたのです。もちろん、その気持ちは直接は伝えませんでしたが、どこかで伝わっていたのかもしれません。
印刷物が届いた。手に取って、ぱらぱらとページをめくる。ふと、指が止まった。スレがある。思ったよりも大きい。うっすらではなく、しっかりと。
こういうのは気になる。仕方がない。デザインを生業にしていると、こういう細部にどうしても目が行ってしまうものだ。
気になったら、とりあえず聞いてみる。電話をかける。印刷会社の担当者が出た。要件を伝えると、向こうは落ち着いた声でこう言った。
「スレはありますが、文字は読めますよ。」
なるほど、確かに、読める。読めるには読める。でも、それでいいのか。
これを手に取った人は、ただ「読める」と思うのか、それとも「なんだか汚れている」と感じるのか。
「文字は読める」—— それが基準になるなら、ずいぶんと潔い話だ。刷り直すよりも、そのまま使った方がいい。エコロジーの観点からすれば、たしかに正しい。インクも紙もエネルギーも余計に使わずに済む。
でも、だからといって見た目の問題を無視していいのか。「ミスプリントですか?」と問われるような仕上がりなら、デザインとしては失格ではないか。
こだわる。けれど、こだわりがムダを生むこともある。デザインとは、そういう矛盾を抱えながら進めていくものなのかもしれない。もし社会全体が「文字は読めればOK」という基準を受け入れたら、どれほどの印刷物がB品にならずに済むだろう。どれほどの資源が無駄にならずに済むだろう。
エコとかサステナブルとか、最近はよく聞くけれど、それは本当に無駄をなくすためのものなのか。それとも、作り手の気休めに過ぎないのか。
意識を変えるには、社会全体が動かなければならない。でも、一人でどうにかできるものでもない。
それでも、デザインで何かを変えられるなら。それができたら、どんなに楽しいだろう。
どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。
あつおカレンダーは完全受注生産です。ご希望の方は下にあるフォームからご予約ください。
卓上カレンダー
サイズ:14.5×12cm
13P(表紙+12ヶ月)
RGB印刷
↑参考:去年のカレンダー
来年の「あつおカレンダー」は、ラッキーアイテムとして知られる「しろへびあつお」が、あなたの一年を応援します!再生と変化のシンボルである白蛇をモチーフにしたカレンダーは、金運や幸運を呼び込むお守りとしてもぴったりです。

❶月曜日の青色
Blue Mondayを表現。今までのカレンダーにない概念を追加して、あなたのライフスタイルに変化を促します。
❷月曜日はウンジャラゲ
Blue Mondayと志村イズムを掛け合わせることによって、ハイエナジーの加護が宿ります。
❸週末に向けて太くなるフォント
よーく見ると違いがわかります。これによってあなたの残りパワーを確認!
❹新月・満月の日を記載
新月は何か新しいことを始めるのに最適と考えられています。満月は月が最も明るく輝く時期で、エネルギーが高まるとされています。新しい目標を高エネルギーでこなせる日が早わかりになります!
❺残りの週がひと目でわかる!
日々を週ごとに捉えることで、生活に深みが生まれ、これからの人生をより有意義に過ごすためのヒントになります。
❻週ごとに違うヨコ線
視覚的に週ごとの変化を意識させ、❺と組み合わせることで、より充実したライフスタイルが実現します。
❼永遠の夏休み
あつおカレンダー購入者の権利です。
❽和暦も西暦も
ありそうでない、両方併記!
このようにあつおカレンダーは日々をおだやか&刺激的に過ごすためにカレンダーの構造から考え抜き、年々進化しています。
こちらに加えて、あつおが12ヶ月に渡ってあなたに語りかけるヴィジュアル!(鋭意作成中!!)
¥1,000(税込)
11月24(日)23:59まで
郵送をご希望の方は、こちらのウェブストアからお買い求めください。
12月13日(金)
時間:14:00〜19:00
12月14日(土)
時間:13:00〜16:00
場所:風を売る商店
*引き取り日に都合がつかない方はご相談下さい。
こんにちは、松村です。
10月まで開催されていた広報あつぎ連携企画:青空おやつ展が延長して、12月まで開催できることになりました。
青空おやつの活動を続けるうちに「子どもたちの描いた絵を展示して持って帰ってもらえる場所があるといいなぁ」と思っていました。そこで広報厚木で取り上げてもらった時にその話をすると、アミューあつぎでできそうだということで、広報課の方たちに展示を企画していただきました。
すると開催中に、実際に絵を持って帰っていただき、おやつのご協力をしてもらえました。そこで展示の撤収をした時に「この様な場所がいつもあるとうれしいのですが」と話したところ、12月まで空いてることが分かり展示を延長させていただけることになりました。
ということで12月までアミューあつぎ9Fで青空おやつで子どもたちが描いた絵を持ち帰っていただけますのでどうぞよろしくお願いいたします。
また、10月の青空おやつは厚木北児童館で開催しました。
厚木中央公園が12月まで使用できないとのことで、どこか開催できる場所を考えていたところ「中央公園からも近い厚木北児童館はどうか」と思いつきました。
そこで「こども未来部 青少年課」に問い合わせた所、色々と相談に乗っていただき、10月,11月,12月の青空おやつを開催できることになりました。









初めての厚木児童館開催でしたが、職員の方たちも協力してくださって定員数の子たちに参加してもらえました。
また当日と開催前の準備でもボランティアの方々に手伝っていただいています。早速アミューあつぎで絵を持ち帰ってくれた方もいます。青空おやつはそれぞれのやさしさを持ち寄って運営されています。
こんにちは、ティラミスの松村です。今年も荻野運動公園で「ぺろりん探偵あつお」を開催いたしました。

昨年、定員に達しできなかった子が眼の前で泣いてしまった反省から、今年は定員を増やし、並ばずに済む方法を考え挑みました。

結果として去年よりたくさんの子たちに楽しんでいただくことができました。

参加してくれた皆さま、ありがとうございました。今後もブラッシュアップして開催できたらと思います。

ぺろりん探偵あつおは対象年齢4歳〜12歳ぐらい、ひらがなの読み書きができれば楽しめる、体験型探偵ゲームです。オリジナルの紙芝居を見た後、探偵道具が渡されアジトを探しに行きます。すべてのアジトを見つけたら、アジトにあったヒントを元に最終問題を解きます。最終問題が解けたら探偵バッジがもらえ、ぺろりん探偵団の一員となります。

スタンプラリーの代わりとして開催もできますのでお気軽にご相談下さい。

どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。
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