こんにちは、鈴木です。
青空おやつをはじめたキッカケは、緑のまつりに出店したことでした。
その時、小学生がたくさん参加してくれたのですが、今まで気がつかなかったけれど、いろんな子どもたちがいることを知りました。
青空おやつは、誰でも参加できて、困っているから行くところではなく、楽しい体験をしたり、参加することで誰かの役に立てたと子どもが感じることもできる仕組みにしようと思いました。
福祉は、今困っている人に対して何か手助けをするもので、すでに困っている人に対して支援をすることも大切なことで必要です。
しかし、長い目で見て「未病」という考え方のように、困ったことが起こる前に支えあったり、助け合ったりできたら、これから先、社会全体がより良くなるのでは?とも感じています。
例えば、子どもを虐待したニュースが流れた時、世間の人は「なんてひどい」と、親を批判します。今、やってしまった事実はとてもひどい事であるとは思います。
だけれど、その親が子どもだった頃、どういう環境でどういう思いですごしてきた人だったのだろうか?と考えると、社会の問題だと思えるし、どこかで誰かが手を差し伸べていたら、違った未来があったかもしれないとも思うのです。
子どもたちは、どの子も眩しいぐらいに生きるエネルギーに溢れています。
小学生ぐらいの時期にいろいろな体験をするとどんな家庭環境の子どもも自分に対して肯定的だったり、困難なことがあっても乗り越えられる心に育つ傾向が高いと文部科学省の調査結果が出ています。
青空おやつは、その「体験」のひとつとして、子どもたちとゆるくつながる場所になり、子どもたちが健やかに育っていくことに貢献できたらとも思います。
「自分の絵が次の子のおやつになったらいいな」と、絵をあずけてくれる子どもの気持ちに応えることは小さなことかもしれません。
それが大人、社会への信頼につながり、子どもたちの未来がやさしくなる大きなことにつながるのではないかと思っています。
子どもたちの絵が誰かのもとへ届くように、青空おやつを毎月開催できるように、いろいろな方の力をお借りしながら活動を続けていきたいと思います。