「日誌」カテゴリーアーカイブ

パンフレット|エステサロン マヒナオラ

東京都世田谷区にあるエステサロン「マヒナオラ」さまのパンフレットを制作させていただきました。

どこへ頼めばよいのか

パンフレットをつくりたいが、少し変わったものを考えているのでどこへ頼んでよいのか分からない。けれどティラミスのホームページを見たら「相談にのってくれそうだ」と、お問い合わせくださいました。

持っていたくなるようなパンフレット

代表やのま様にはご自身が考えた物語があり、それを軸にしたパンフレットがつくりたいとのご依頼でした。そしてそのパンフレットは持っていてうれしいものであってほしいとのこと。たしかに変わった依頼です(笑)

パンフレットを開くと物語が
パンフレットを開くと物語があらわれます。

その後のストーリー

打ち合わせでストーリーを紐解いていくと、物語の核は「施術を受けた後のお客さまがどのようなストーリーを送りたいのか?」というものでした。施術の説明を核に置くのではなく、それを受けた後のお客さまが何をしたいのか?ということをメインに扱います。

パンフレットを開くと世界が開く
パンフレットを開くと世界が開く

世界観を見せる

施術の説明をせずに物語を語ってパンフレットとして成立するのか?というのが課題でしたが、世界観を見せることで可能であると判断しました。やのま様がお客さまに届くと信じている世界観を見せることがグラフィックの役割であると。

魔女が念力で文字を書いているさまを表現。
魔女が念力で文字を書いているさまを表現。
中面で施術に関しての言及はこの1点のみ。秋元康さんの言う「記憶に残る幕の内弁当はない」というのをヒントに。
中面で施術に関しての言及はこの1点のみ。秋元康さんの言う「記憶に残る幕の内弁当はない」というのをヒントに。
グラフィックは物語をそっと支える存在であるように。
グラフィックは物語をそっと支える存在であるように。
世界がお客さまに届くように
5
施術メニュー
えんど
A5二つ折り
おわりがはじまりにもどる
おわりがはじまりに戻る

お問い合わせ

どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。

割れた液晶。

スマートフォンを落として液晶画面を割ってしまった。
そのひび割れはとてもきれいな線を描いている。

自分で落としたにもかかわらず、その線にはまったく自我が入っていない。
割れてしまってはいるがスマートフォンとしての機能は問題なく果たしている。

機能をデザインが少しだけこえる時、それはすごくおもしろいものになる。
そういうデザインを見るとすごく幸せな気分になるし、自分もそういうものを作りたいと思う。

どっちにいく?

今年もあと残り少なくなってきたので、「これから」のことをいろいろと考えています。

はたらきかた。

デザインのこと。

これからのつくりかた。

 

分かれ道の真ん中でどっちに行こうか考えてるような、落とした斧は何色か聞かれているような気持ちでいろいろ考えてみました。

「寝る間も惜しんで仕事して、お客様のニーズに応えすぎてお安く、そこそこのクオリティのものをタイトな時間でつくる」

と、いうことには未来を感じないな〜と思いました。

 

もちろん、それが得意な人もいるし、必要としている人はいると思います。

わたしたちの場合、そっちに行ってしまうと目指してるところにたどり着けない気がしました。

 

豊かな土壌で美味しい野菜が育つように、こころが豊かでいることで、いいデザインや、いいアイデアが浮かんでくるものです。

余裕がないと、ギズギスしてイライラした気持ちになってしまいがちです。

これから「事業を発展させていこう!」と、キラキラ輝いてるお客さまの大事なツールをそんな気持ちでデザインするのは、なんだか矛盾しているし、お客さまに失礼です。

いいコミュニケーションをして、未来が広がっていくようなデザインをお客さまにお渡ししたいです。

なぜだか伝わってしまう目に見えない部分を大切にして、わたしたち自身をアップデートをしながら、「これから」をつくっていきたいなと思っています。

そのために、お客さまのデザインだけじゃなくって、発表したり発信したりする機会を定期的に持つことも続けていきたいと思っています。クリエイティブに磨きをかけます。

 

と、いうことで来週10/19から「あつぎロードギャラリー」で、個展をします。

個展公式サイトをつくりました。こちらも楽しんでいただけると嬉しいです。
世界のあつお展〜公式と非公式のあいだ〜

eye-sekai

 

なぜ漫画を理解できるのか?

なぜ私たちは漫画を理解できるのでしょうか?

こちらを見てください。
 
manga
なんとなく何がおこっているのか理解できませんか?

これは私たちが吹き出しやコマ割り、集中線にどんな意味があるかという漫画の記号をわかっているからです。

私たちはひらがなを理解することができます、それは国語の授業で習ったからです。では漫画の記号はどこで誰にならったのでしょうか?

漫画の読解力はどこでならったわけでもなく、漫画を読むことによって自然と身についているわけです。これはわざわざ勉強せずともグラフィックの文法を身につけていると言い換えてもよいでしょう。

「漫画ばっかり読んでないで勉強しなさい!」という表現はいささか古いものだよな、と。漫画はグラフィック的には宝の山で、それを感覚的に身につけることのできる素晴らしいものなのですから。

平面の階層について

平面の階層というと難しくきこえますが、見ていただければ簡単です。
 

この画像を見てどうですか?この画像、どう見えますか?

 

03このような二つの画像がくっついてると思いましたか?

 

02それともこのように正方形に黒い図形が乗っかっていると思いましたか?

 

同じ図形をみてもこのようにちがう解釈ができます。しかし、どちらも平面を立体的に見ているということを感じていただけたと思います。

平面なのに立体?

この矛盾がグラフィックの面白いところです。平面に階層を与えることができる、時には次元まで越えてしまうのです。

紙一枚で次元を越えてしまうことができる、グラフィックの力は偉大です。

参考)デザインの手がかり

ヴィジュアル化するということ

8月がはじまりました、暑い中いかがおすごしでしょうか?

コーヒーカップに「甘い」と書いてあったら、私たちはそのコーヒーを甘いものとして扱います。

それはつまりグラフィックが味覚にまで影響を与えることができるということです。

そして素晴らしいことにヴィジュアル化することによって「へいわ味の紅茶」という本来なら存在しなかったはずの物もつくれてしまうのです。

それってすごいことだと思いませんか?

Björk Digital ―音楽のVR・18日間の実験

BjörkのVR(バーチャル・リアリティ)作品が日本で見られるとのことで、最終日に行ってきました。

3作品を見ることができたのですが、中でも最後の「Not Get VR」がすごかったです。
曲が進むにつれ、子どもほどの大きさのBjorkのようなものが徐々に大きくなっていくのですが、それは明らかに映し出されたものだと分かっているのに「さわってみたい」と思ってしまうようなものでした。映し出されたデータに実態があるわけないのになぜあんなにも「触れてみたい」と思ったのか、すごく不思議な感覚を体験しました。

Björk Digital ―音楽のVR・18日間の実験
http://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/bjorkdigital.html

Björk Digital: ‘Notget’ VRX
http://rewind.co/portfolio/bjo%CC%88rk_digital_vrx/

パンフレット|プロマネの道具箱

パーソナルハピネス株式会社さまの新サービス、「プロマネの道具箱」のリーフレットを制作いたしました。

上質紙135kg しっとりとした感じの手触り。
道具箱と三角のイメージで。上質紙のしっとりとした感じの手触り。

しあわせな社会をつくるには、まずはいいチームづくり。

メンバーの得意なところ、役割、持ってるスキルを活かせるよう「道具箱」からアイテムを出してチームを円滑に動かすことが、プロジェクトマネージメント。
ただスケジュール管理をするじゃないんだと、お話を伺って知りました。

三角を使って表現。

三角を組み合わせると 四角にも、六角形にも、八角形にも、円に近いカタチにも もちろん、大きな三角にもなれます。
また、逆の発想で、四角、六角形、八角形は三角からできています。
チームもそういう風なのかなと。

なぜか話してしまう。

代表取締役の猪瀬さんとお話していると、なぜだか聞かれてもいないし、話すつもりもなかったのに、、ということまで自然にスルスルと話してしまい、なぜかすっきりします。
「雑談チケット」というおもしろいサービスがついています。

必要な人に大切に読んでほしい。

サービス案内というよりも、「お手紙」のように読んでもらえたらと、封筒をイメージしたデザインになっています。
手に取ったときに、ちょっとだけ「違う」と思ってもらえる上質紙。しっとりとした手触りの仕上がりです。

いろんな立場のいろんな人の気持ちや仕事がわかる。

そんな猪瀬さんが目指すのは、明るい雰囲気の一人ひとりが自分の持ち場で活躍できるチームづくり。
そして、何よりも、明るい雰囲気で生み出されたものは、お客様に感動や喜びを与える特別なチカラがあるそうです。

代表取締役の猪瀬さんは、あのファミコンソフトを作った人です。
代表取締役の猪瀬さんは、あのファミコンソフトを作った人です。

こころの余裕が、自分のベストパフォーマンスを出せる最大のツールなのかもしれません。

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ホームページ|サクラスリングプロジェクト

グッドデザイン賞を受賞した「カメラスリング」を開発する、サクラスリングプロジェクトさまのホームページを制作させていただきました。

つなぐということ

機能的で快適。今までになかったストールのようなカメラストラップはやさしく、おしゃれにカメラと人をつなぎます。「つなぐ」というキーワードはこれからの社会にはとても重要なものになってくると思います。二つのものがそこにあるならば、対立したりさせるのではなく、「いろいろなものをデザインでつなげたら楽しいだろうな」と思います。

http://sakurasling.com/

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