それにつけても、と思う。「ものを包むということは、心を包むということだ」という故安藤鶴夫氏のことばは、たとえ時代がどのように変わっても、結局、かわることのないパッケージの本質を、実に見事にいい得ている、と。パッケージに付随するさまざまな要素や条件をギリギリのところまではぎ取って、なおかつ残る最後のもの、それは再三いうように「人間自身」である。そして、人間を人間たらしめているものは、心なのだ。
via 世界のグラフィックデザイン5 パッケージ 岡秀行編 1974年 講談社
それにつけても、と思う。「ものを包むということは、心を包むということだ」という故安藤鶴夫氏のことばは、たとえ時代がどのように変わっても、結局、かわることのないパッケージの本質を、実に見事にいい得ている、と。パッケージに付随するさまざまな要素や条件をギリギリのところまではぎ取って、なおかつ残る最後のもの、それは再三いうように「人間自身」である。そして、人間を人間たらしめているものは、心なのだ。
via 世界のグラフィックデザイン5 パッケージ 岡秀行編 1974年 講談社
よく三千円の入場料を払ったけど、あのステージなら三千円の価値はあった、なんて言うでしょう。あの考え方が、僕は、全部をダメにしている、という気がするんですね。得だ、と言われて、動かされている時代は、やっぱり貧しい時代だと思う。
対談の中で糸井重里さんがおっしゃっていた言葉です。
via 日本のタイポグラフィ(誠文堂新光社)
東京都世田谷区にある花処「彩花」のオンラインストアを制作しました。
じゅん散歩でも紹介された「彩花」さんは、花屋だけど花屋でないこともやっているというユニークなお店です。
彩花さんにはホームページを作った際に「ゆくゆくはオンラインストアもやりたい」とお話をうかがっていました。彩花さんが取り扱っている和バラは都内ではここでしか買えないものです。ですので「通販をしてほしい」という声がたくさん出てきたため、オンラインストアをつくりたいとのご希望でした。
現在、オンラインストアのシステムは無料から有料のものまで色々な選択肢があります。メリット、デメリットは「何をどれだけ売るか」などで変わってきます。今回は使いたい機能やランニングコストを考えて「カラーミーショップ」を選択しました。
彩花さんがショッピングページで一番大切にされている事は、大手の花屋さんのような細分化されたカテゴリー分けや、分かりやすさではなく「花を贈る方の想い・イメージが相手の方に届くこと」でした。
一番大切なことを伝えるために、使えるありったけの機能を使うのではなく「本当に必要なものだけを厳選して使う」ことにしました。必要のない情報をたらい回しにさせられるよりも、大切な人に大切な想いが直接伝わるように。
出来上がったオンラインストアは彩花の主人、女将、お二人の想いが伝わるものになったのではないかと思います。主人の石田さまはオンラインストアが完成して「みなさまとの懸け橋が開通しました」とおっしゃられてました。その人柄を現すような言葉に作った私たちもうれしくなりました。
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どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。
やまなみ農園を知ったのはティラミスで名刺を担当した「神奈川の酒処相模屋」さんが主催するファーマーマーケットでした。
そこでやまなみ農園の鈴木さんが作った野菜を買い、その野菜のおいしさと鈴木さんがやっている提携販売というものに興味を持ちました。なぜ提携販売に興味を持ったのかというと、ちょうどその頃「食べることも愛することも、耕すことから始まる-脱ニューヨーカーのとんでもなく汚くて、ありえないほど美味しい生活」という本を読んでいて、そこに提携販売について触れる所があり、しかも提携販売の発祥は日本であるということが書いてあったからです。
やまなみ農園の野菜は美味く、興味もあったので提携販売をお願いしました。
そんな縁があり、提携販売を開始しました。すると野菜は生産者の鈴木さん自ら届けてくれます。その際に鈴木さんは持ってきてくれた野菜の話をしてくれます。中には見たこともない野菜があり、オススメの調理法なども教えてくれます。こうして鈴木さんが来るたびに私たちは野菜について様々なことを知るようになりました。
安くて、うまくて、安心できる。「提携販売は良いところしかないじゃないか」と思うけれど、不便な所もあります。スーパーのように一年中同じ品揃えがあるわけではないし、天候が悪ければセット野菜の量も減ってしまいます。しかし私たちはそれを不便だとは思いませんでした。それは「どうしてそうなるのか?」ということを鈴木さんがちゃんと説明してくれていたからです。
提携販売をはじめてから一年ほどたったころでしょうか、鈴木さんから提携販売先を増やすためのパンフレットの依頼をいただきました。
私たちが提携販売で知ったことは、便利さと引き換えに失っていた多くの事でした。旬の素材を新鮮にいただくことや、作っている人から直接買えるうれしさ、天候や野生動物は自分たちが食べる野菜をおびやかす存在でもあること。欲しい物がいつでも手に入るということがあやしく思えたりもしました。
鈴木さんから聞いたやまなみ農園のこと、私たちの思うやまなみ農園のこと、全てをあげるとA5のスペースに収まるものではありません。これはぜひ言っておきたいというものを選別してもまだ収まる感じはありませんでした。
そこで私たちがなぜやまなみ農園の提携販売を続けているのかを考えました。そうして気がついたのは、私たちはやまなみ農園から野菜だけを買っているわけではなく、鈴木さんから野菜を通して色々な体験を含めてお金を払っているということでした。
「鈴木さんのやっているやまなみ農園に興味をもってもらう」という所さえパンフレットで出来れば、きっとやまなみ農園の良さは鈴木さんを通して分かってもらえると考えました。入り口は少しカジュアルに、そう考えるとパンフレットにのせるべきことが見えてきました。
やまなみ農園の野菜を表現する時に「おいしい」と表記するのは「何かちがうな」という気持ちがありました。おいしい理由をあれこれ書いて「だからおいしいんだ」というのも違う気がします。パンフレットを見てくれた方が「ああ、ここの野菜おいしそうだなあ、頼んでみようかな」と思ってくれる。そんなものにしたいと思いました。なのでパンフレットのどこを見ても「おいしい」とは書いてありません。最終的においしいかどうかを判断するのはパンフレットを見た人、鈴木さんから野菜を提携して食べた人が思ってもらうことだと思ったのです。
鈴木さんが自分で作っていたパンフレットとティラミスで制作したパンフレット。農園に対する思いは同じですが、それを人につたえるアプローチを見直すと出来上がるものもちがいます。
私たちはより多くの人がやまなみ農園を通して提携販売の楽しさを体験することは、社会にとってよいことだと思っています。今回つくったパンフレットがその助けになれば、社会貢献になるのではないかと思いました。
どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。
ティラミスでは、ホームページ、名刺、パンフレット、ロゴデザイン、イラストなど「デザイン」に関わることを承っています。
そのとき、まず最初にするのが「お見積もり」です。
「だいたい、いくらぐらい〜」と、いう基本の料金は決まっていますが、お客様のやりたいことによって金額が変わります。
お客さまによって、イメージしていることが様々です。
当然、内容によって料金がカットできることもあればプラスになることもあります。
ランチを食べに行って、なんのセットにするか?と、いうのに似ています。
デザートはつけるか?ドリンクは?サラダは?メインだけ?
それによって、価格が違うのです。
ありとあらゆる希望を出していただいて、それについてお見積もりをします。
その時、
ΣΣ(゚д゚lll)がーーーん、予算オーバーだーーー!!
と、なることもあるかと思います。
このぐらいのオーバーだったら「思い切って頼んじゃおう!」と、いうこともあれば
「お店の改装費にコストかけちゃったからな、、」ということもあると思います。
そういう時には、安心してください。
予算に合うかたちで、ご提案いたします。
これは「割引しますよ」ということではありません。
など、他の方法で予算を抑えて、やりたいことを叶える代替え案をご提案するということです。
先ほどの、ランチの例えでいうと、
・ドリンクのカフェモカはやめて、コーヒーにしてミルクを入れよう
・デザートはデザートプレートじゃなくてアイスにしよう
と、いう感じです。
お客さまには「ちょっといいもの」をお渡しできて、はたらく人にも優しいデザイン事務所でいたいので、安く安くを優先することはありません。
ですが、予算も含めて「こうしたいな、こうやって使いたいな」を実現して、納品後にお客さまが楽しくお仕事できるようになったらイイなと思っています。
だから、1度目のお見積もりで「予算オーバーだ!」という時にも、ご相談くださいね。
どうしても譲りたくないことを残して、代替え案で対応できることもあるかもしれません。
東京都町田市の女性専用サロン「miki salon」のホームページを制作しました。
打ち合わせの際、座り仕事に効くストレッチをいくつか教えてもらったのですが、一見原因とは関係なさそうな所をストレッチすることによって驚くほどコリがとれるんです。デザインでも同じような事があったりします。字が読みにくいからといって文字を大きくするよりも、周りの余白や行間を調整する方が効果的だったりします。
どんな職種でも、大事に思うことが同じ方とお仕事をご一緒できることは嬉しいですね。
どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。
そうだ、これから何かをしよう!
そう思った時に迷うことは、よくあること。
わたしも、経験がありますが、
今まで何か、今までと違うことをしよう!と思うと悩む。
自分のプロフィールやキャッチコピーに悩む。
悩んでいるうちに、今、お申し込みしているお客さま優先になるから、自分のことが後回しになったりもする。
(実は、これは本末転倒。ちゃんとサービスの内容などがお客さまに伝わらず、不親切なことになってしまうので。)
ぼんやりと感覚では「こういう感じ」というのがあっても、具体的に言葉に落とし込んでいく作業で煮詰まることはよくあることです。
「じゃ、誰かに聞いてみよう」とか、「どこかに勉強しにいってみよう」と思う時もあるけれど
そうすると、余計に迷ってしまうこともあります。
本当に大事なのは、自分の中に答えを出すこと。
客観的な意見は時には大事だけれど、答えを出すのも、決めるのも、自分自身。
誰かの中に答えはないんです。
『お前の核は、なんだ?お前の中にある譲れないものは何だって聞いてんだよ!』と、怪盗山猫も毎週言ってるぐらい、大切です。
何かしようと思って悩むのは、結局のところ心の安心領域が、今までと違ったところへ行こうとするのを「やめて、行かないで」って止めてるからのことが多い気がするのです。
自分で自分の足を踏みながら前に進もうとしている感じになっちゃってる。
せっかく一歩出たと思ったら、無理やり片足で立って「グラグラするから進めない〜!」と頑張ってる人になっていたりしている場合もあります。
答えが出せない場合には、本当に大切な人に意見してもらうのではなくて、背中を蹴っ飛ばしてもらうことだと思のです。
言葉にできると、ドキドキするけど、とってもスッキリします。
そして、そのまま一歩、二歩進んじゃうと、ころころと進んでいけるものです。
頭で考えているよりも早く現実が変わっていくこともあります。そうすると、あー、こっちに進んでよかったって安心できる。
だから、「そのまんまでいいんだ、いけー!」と、背中蹴っ飛ばしてくれる、安心して背中を任せられる?人が、いることは、幸せなことだなと思います。
今日もおかげさまです。ありがとうございます。
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