様々な解釈と視点があるからこそ、この世界は自由で豊かですばらしいのだと。
映画「FAKE」のパンフレットから森達也さんの言葉。監督の作品は毎回揺さぶられてしまいます。
やっぱりおもしろい、引用の世界へようこそ。
様々な解釈と視点があるからこそ、この世界は自由で豊かですばらしいのだと。
映画「FAKE」のパンフレットから森達也さんの言葉。監督の作品は毎回揺さぶられてしまいます。
それにつけても、と思う。「ものを包むということは、心を包むということだ」という故安藤鶴夫氏のことばは、たとえ時代がどのように変わっても、結局、かわることのないパッケージの本質を、実に見事にいい得ている、と。パッケージに付随するさまざまな要素や条件をギリギリのところまではぎ取って、なおかつ残る最後のもの、それは再三いうように「人間自身」である。そして、人間を人間たらしめているものは、心なのだ。
via 世界のグラフィックデザイン5 パッケージ 岡秀行編 1974年 講談社
よく三千円の入場料を払ったけど、あのステージなら三千円の価値はあった、なんて言うでしょう。あの考え方が、僕は、全部をダメにしている、という気がするんですね。得だ、と言われて、動かされている時代は、やっぱり貧しい時代だと思う。
対談の中で糸井重里さんがおっしゃっていた言葉です。
via 日本のタイポグラフィ(誠文堂新光社)
自分を信じないで
信念に惑わされないで
死を解き放つことで
知識はやってくるDon’t believe in yourself
Don’t deceive with belief
Knowledge comes
with death’s release
この一節を聴くと「自分を信じて」というのがきな臭く思えてきます。
‘Would you tell me, please, which way I ought to go from here?’
‘That depends a good deal on where you want to get to,’ said the Cat.
‘I don’t much care where —’ said Alice.
‘Then it doesn’t matter which way you go,’ said the Catアリス「私は何処へ行ったらいいか教えてくれない?」
ネコ「それは、おまえが何処へ行きたいかによるよ。」
アリス「私は何処へ行くかほとんど気にしないわ。」
ネコ「それなら、どっちへ行ったって大した違いはないさ。」
via 不思議の国のアリス
大差ないそうです。
「自分で何かを規定し、決定し、意義付け、存在していかねばならないのが人間」であり、それが「自由」であるとすれば、そこには「不安が」伴うと。
この不安をなくすためには「自由」を誰かに預けたほうがいい、と人間は考える。タモリは言う。
「人間は、私に言わせれば『不自由になりたがっている』んですね」
国と国との間のことは、母親たちが協議をしたほうがいい。戦う国々の母親たちは、この殺戮はもうやめよう、こんなことはもうやめよう、という点で同意するだろう。
ヨシクニ・タキ
via 硫黄島の星条旗 (文春文庫)
唯一わたしがやりたかったのは、
人々に笑いという救いを与えることだ。
ユーモアには人の心を
楽にする力がある。
アスピリンのようなものだ。
百年後、人類がまだ笑っていたら、
わたしはきっとうれしいと思う。
ティラミスもユーモアを大切にしております。
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