「日誌」カテゴリーアーカイブ

人生は海老フライで決まらない

「じゃあ、つまんないね。」

その言葉を聞いたとき、私は少し驚きました。海老を食べられないだけで、そんな風に決めつけられるなんて。

「すごく楽しいですよ。」

そう答えると、相手は少し戸惑ったような表情を浮かべ、こう尋ねました。

「だって、海老フライも食べられないんでしょ? 」

その質問に、一瞬どう返せばいいか迷いました。たぶん、相手にとっては、美味しいものを食べることが人生の楽しみそのものなのだと思います。好きな料理を味わえないと、日常が台無しになってしまうと感じるのかもしれません。

でも、私の人生は、たった一つの出来事で決まるものではありません。映画がたくさんのシーンでできているように、私の日々もさまざまな瞬間が重なってできています。もし、相手が一部の出来事だけで全体を判断するなら、それは本の表紙だけで結末を決めるようなものです。

実は私には、秘めていた感情がありました。目の前の相手が、ほんの一部分だけを見て「つまらない」と決めつけるその態度には、その人自身の視野の狭さがにじんでいるように感じたのです。もちろん、その気持ちは直接は伝えませんでしたが、どこかで伝わっていたのかもしれません。

ワークショップ:こころの

←小さなことば

B品という世界

印刷物が届いた。手に取って、ぱらぱらとページをめくる。ふと、指が止まった。スレがある。思ったよりも大きい。うっすらではなく、しっかりと。

こういうのは気になる。仕方がない。デザインを生業にしていると、こういう細部にどうしても目が行ってしまうものだ。

気になったら、とりあえず聞いてみる。電話をかける。印刷会社の担当者が出た。要件を伝えると、向こうは落ち着いた声でこう言った。

「スレはありますが、文字は読めますよ。」

なるほど、確かに、読める。読めるには読める。でも、それでいいのか。

これを手に取った人は、ただ「読める」と思うのか、それとも「なんだか汚れている」と感じるのか。

「文字は読める」—— それが基準になるなら、ずいぶんと潔い話だ。刷り直すよりも、そのまま使った方がいい。エコロジーの観点からすれば、たしかに正しい。インクも紙もエネルギーも余計に使わずに済む。

でも、だからといって見た目の問題を無視していいのか。「ミスプリントですか?」と問われるような仕上がりなら、デザインとしては失格ではないか。

こだわる。けれど、こだわりがムダを生むこともある。デザインとは、そういう矛盾を抱えながら進めていくものなのかもしれない。もし社会全体が「文字は読めればOK」という基準を受け入れたら、どれほどの印刷物がB品にならずに済むだろう。どれほどの資源が無駄にならずに済むだろう。

エコとかサステナブルとか、最近はよく聞くけれど、それは本当に無駄をなくすためのものなのか。それとも、作り手の気休めに過ぎないのか。

意識を変えるには、社会全体が動かなければならない。でも、一人でどうにかできるものでもない。

それでも、デザインで何かを変えられるなら。それができたら、どんなに楽しいだろう。

お問い合わせ

どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。

2025年版あつおカレンダーご予約(受付終了)

◯完全受注生産

あつおカレンダーは完全受注生産です。ご希望の方は下にあるフォームからご予約ください。

◯仕様

卓上カレンダー
サイズ:14.5×12cm
13P(表紙+12ヶ月)
RGB印刷

↑参考:去年のカレンダー

来年の「あつおカレンダー」は、ラッキーアイテムとして知られる「しろへびあつお」が、あなたの一年を応援します!再生と変化のシンボルである白蛇をモチーフにしたカレンダーは、金運や幸運を呼び込むお守りとしてもぴったりです。

✨カレンダーのポイント✨


❶月曜日の青色
Blue Mondayを表現。今までのカレンダーにない概念を追加して、あなたのライフスタイルに変化を促します。

❷月曜日はウンジャラゲ
Blue Mondayと志村イズムを掛け合わせることによって、ハイエナジーの加護が宿ります。

❸週末に向けて太くなるフォント
よーく見ると違いがわかります。これによってあなたの残りパワーを確認!

❹新月・満月の日を記載
新月は何か新しいことを始めるのに最適と考えられています。満月は月が最も明るく輝く時期で、エネルギーが高まるとされています。新しい目標を高エネルギーでこなせる日が早わかりになります!

❺残りの週がひと目でわかる!
日々を週ごとに捉えることで、生活に深みが生まれ、これからの人生をより有意義に過ごすためのヒントになります。

❻週ごとに違うヨコ線
視覚的に週ごとの変化を意識させ、❺と組み合わせることで、より充実したライフスタイルが実現します。

❼永遠の夏休み
あつおカレンダー購入者の権利です。

❽和暦も西暦も
ありそうでない、両方併記!

このようにあつおカレンダーは日々をおだやか&刺激的に過ごすためにカレンダーの構造から考え抜き、年々進化しています。

こちらに加えて、あつおが12ヶ月に渡ってあなたに語りかけるヴィジュアル!(鋭意作成中!!)

◯価格

¥1,000(税込)

◯申し込み締切

11月24(日)23:59まで

◯郵送をご希望の方

郵送をご希望の方は、こちらのウェブストアからお買い求めください。

◯引き取り日

12月13日(金)
時間:14:00〜19:00

12月14日(土)
時間:13:00〜16:00

場所:風を売る商店
*引き取り日に都合がつかない方はご相談下さい。

◯予約するでし↓

    お名前

    おメールアドレス

    お個数

    お一言(なければ空白)

    やさしさを持ち寄って

    こんにちは、松村です。

    10月まで開催されていた広報あつぎ連携企画:青空おやつ展が延長して、12月まで開催できることになりました。

    青空おやつの活動を続けるうちに「子どもたちの描いた絵を展示して持って帰ってもらえる場所があるといいなぁ」と思っていました。そこで広報厚木で取り上げてもらった時にその話をすると、アミューあつぎでできそうだということで、広報課の方たちに展示を企画していただきました。

    すると開催中に、実際に絵を持って帰っていただき、おやつのご協力をしてもらえました。そこで展示の撤収をした時に「この様な場所がいつもあるとうれしいのですが」と話したところ、12月まで空いてることが分かり展示を延長させていただけることになりました。

    ということで12月までアミューあつぎ9Fで青空おやつで子どもたちが描いた絵を持ち帰っていただけますのでどうぞよろしくお願いいたします。

    また、10月の青空おやつは厚木北児童館で開催しました。

    厚木中央公園が12月まで使用できないとのことで、どこか開催できる場所を考えていたところ「中央公園からも近い厚木北児童館はどうか」と思いつきました。

    そこで「こども未来部 青少年課」に問い合わせた所、色々と相談に乗っていただき、10月,11月,12月の青空おやつを開催できることになりました。

    初めての厚木児童館開催でしたが、職員の方たちも協力してくださって定員数の子たちに参加してもらえました。

    また当日と開催前の準備でもボランティアの方々に手伝っていただいています。早速アミューあつぎで絵を持ち帰ってくれた方もいます。青空おやつはそれぞれのやさしさを持ち寄って運営されています。

    広報あつぎ連携企画:青空おやつ展
    開催期間:2023年12月末日まで
    開催時間:9〜22時(映画館の開館時間)
    会場:アミューあつぎ9F

    2023年11月・12月の開催日

    ぺろりん探偵あつお 逆襲のオギー

    こんにちは、ティラミスの松村です。今年も荻野運動公園で「ぺろりん探偵あつお」を開催いたしました。

    昨年、定員に達しできなかった子が眼の前で泣いてしまった反省から、今年は定員を増やし、並ばずに済む方法を考え挑みました。

    結果として去年よりたくさんの子たちに楽しんでいただくことができました。

    参加してくれた皆さま、ありがとうございました。今後もブラッシュアップして開催できたらと思います。

    ぺろりん探偵あつおは対象年齢4歳〜12歳ぐらい、ひらがなの読み書きができれば楽しめる、体験型探偵ゲームです。オリジナルの紙芝居を見た後、探偵道具が渡されアジトを探しに行きます。すべてのアジトを見つけたら、アジトにあったヒントを元に最終問題を解きます。最終問題が解けたら探偵バッジがもらえ、ぺろりん探偵団の一員となります。

    スタンプラリーの代わりとして開催もできますのでお気軽にご相談下さい。

    お問い合わせ

    どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。

    2024年版あつおカレンダーご予約(受付終了)

    ◯完全受注生産

    今年もかなりかわいいカレンダーとなる目処が立ちました。あつおカレンダーは完全受注生産です。ご希望の方は下にあるフォームからご予約ください。

    ◯仕様

    卓上カレンダー
    サイズ:14.5×12cm
    13P(表紙+12ヶ月)
    RGB印刷

    ・新月・満月対応
    ・永遠の夏休み対応
    ・月曜日はウンジャラゲ対応
    ・めくる度超幸運対応
    ・勝手に来年の目標対応
    ・いのちの使い道リスト対応
    ・厚木名物各種対応
    ・自己肯定対応
    ・心臓感謝対応
    ・おばけのぱーてぃー対応

    毎年ギリギリまで制作するため、デザインは随時SNSで公開していきます。

    ◯価格

    ¥1,000(税込)

    ◯申し込み締切

    11月19(日)23:59まで
    10月中にご予約の方にはおまけが付きます。

    ◯郵送をご希望の方

    郵送をご希望の方は、こちらのウェブストアからお買い求めください。

    ◯引き取り日

    12月15日(金)
    時間:14:00〜19:00

    12月16日(土)
    時間:13:00〜16:00

    場所:風を売る商店
    *引き取り日に都合がつかない方はご相談下さい。

    ◯ご予約

      お名前

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      お個数

      お一言(なければ空白)

      ワークショップ:こころのきもち えほん 申込受付中

      どんな内容なのかというと、、?

      どんな風にイメージしていくかは、エスコートしますので難しくありません。

      あなたの「こころのきもち」がえほんになります。

      えほんをつくったら、、?

      子どもも大人も、生まれてからずっとつきあっていくのが自分です。自分で自分のことはよく見えないし、その感情をどうしていいかわからない時もあります。

      いろいろな気持ちがある自分に気がつき、それによって癒されたり、いろんな面があるけど、にくめない自分だと思える時間になります。

      そう思えることは自己肯定感につながり、様々な場面で意欲的に取り組んだり、自分にも誰かにも優しくできる心が育まれます。

      ご案内

      コース こころのきもちえほん
      所要時間 2時間程度
      定員 2〜3人
      料金 小学生〜大学生:3,000円(税込)
      大人:5,000円(税込)
      AYUCOで1000円OFF
      場所 デザインオフィスTiramisu
      神奈川県厚木市寿町2-3-10 A-1【地図
      お支払い ワークショップ当日に現金でお支払いください。
      もちもの 筆記用具
      開催日 予約制
      日〜土のご希望日、時間帯をお選びください。
      お申し込みフォームより申込みをお願いいたします。

      ①10:00〜12:30
      ②13:00〜15:30
      ③15:30〜17:00

      お申し込みフォーム

      その他

      料金には、テキスト代、教材費が含まれています。
      お子様だけのご参加も可能です。送迎はお願いいたします。
      学童保育や、その他団体さまの場合は出張開催も可能です。ご予算に合わせください。

      お問い合わせ

      デザインオフィス ティラミス
      厚木市寿町2-3-10 A-1
      046-281-7352
      お問い合わせフォーム

      講師より

      やゆようこという名前でイラストや絵本などを描いています。岐阜県大垣市電子図書館で「ほわほわSFえほん」を読むことができます。


      お申し込み

      下記フォームからご希望の日時をお知らせ下さい。
      確認後、こちらから予約確定メールを送らせていただきます。
      お申し込み前にご質問がある方は、下記フォームのメッセージ欄にご記入ください。

        参加される方のお名前 (必須)

        メールアドレス (必須)

        年代

        希望日時

        ①10:00〜12:30②13:00〜15:30③15:30〜17:00

        AYUCOカードを持っていますか?
        もっているもってない

        緊急連絡先
        (関係)

        (お電話番号)

        メッセージ

        広報あつぎ連携企画:青空おやつ展

        広報あつぎ2023年9月1日号でティラミスを取り上げていただきました。

        特集

        文化芸術をそばに
        絵と音楽のちから
        電子版:広報あつぎを見る

        また、広報あつぎと連携した企画がアミューあつぎにて開催されています。こちらは厚木市広報課の方たちの発案で開催することができました。

        会場に展示してある絵を持ち帰っていただけます。絵に入っているQRコードからおやつのご協力をお願いして、やさしさの輪をつなげる展示となっています。

        展示会場にはオイルパステルで自由にお絵描きできるコーナーもあります。(2023年10月以降はありません)

        この展示は取材をしていただいて、話をしているうちに自然と出てきた企画展です。広報課の方に「こういうのが出来たら良いなと思うのですが、やれますかね?実はもう場所はおさえてあります」と言われたときはとてもうれしかったです。

        会場のアミューあつぎは、かつてPARCOでした。外から持ってきた流行は、流行が過ぎればなくなってしまいます。

        強いヒーローやリーダーが何とかしてくれるのを待つのではなく、私たちが小さなやさしさを持ちより、大きな世界を変えることができると思います。

        広報あつぎ連携企画:青空おやつ展
        開催期間:9月1日〜
        開催時間:9〜22時(映画館の開館時間)
        会場:アミューあつぎ9F

        青空おやつ@厚木市緑のまつり2023

        こんにちは、松村です。4年ぶりに開催された厚木市緑のまつりに「風を売る商店×青空おやつ」として出店いたしました。お世辞にも天気がよかったとは言えない二日間でしたが、会場はやさしさに包まれていました。

        今回は描いた絵を貼ってもらい、募金していただいた方に持ち帰っていただきました。青空おやつのサイクル全てを同じ場所で行うのは初めてだったのですが、たくさんの方に募金いただき、会場の雰囲気もとても心地良かったです。

        天気が悪く、始まる前は心配だったのですが、蓋を開けてみると二日間で300人の定員に対して288人の参加がありました。

        市民活動が市の開催する祭りで、コンテンツとして機能することを証明できたと思います。今後は緑のまつりで子どもたちがあずけてくれた絵を直接引き取れる場がつくれないかと思っています。

        そして何よりもやさしい雰囲気で続けていられるのは青空おやつに色々な形で参加してくれている皆さまのおかげです。やさしさがやさしさを引き寄せて育っていくのがたのしみです。

        第16回かながわ子ども・子育て支援草の根賞

        青空おやつは、第16回かながわ子ども・子育て支援大賞にて草の根賞を受賞しました。

        写真は神奈川県庁での表彰式の模様です。

        審査会委員講評で「新しい子育て支援の形」と、うれしいお言葉をいただきました。未病という考えからヒントを得て「困ってしまう前にできることは?」と考え、青空おやつで「やさしさをふやすしくみ」を実装しています。

        青空おやつではリーダー不要の組織づくりを模索していて、やさしさでつながる境界の曖昧な集団を構成したいと思っています。

        きっかけはドラゴンボールを読み返した時、最強の敵、魔人ブウを倒した方法が、地球の人々から力を集めてできる超元気玉だったことにあります。結局どんなに強く清らかなリーダーが数人いても、大きな力には対処できないことを鳥山先生は描いたと思います。そして一人一人の小さな力こそが大切だと教えてくれました。

        今回いただいた賞は、青空おやつに参加してくれる子どもたち、関わってくれる全ての方々のおかげです。ありがとうございます。

        また、こちらにプレゼンテーション資料が公開されていますのでよろしかったらご覧ください。
        https://www.pref.kanagawa.jp/documents/93921/03_oyatsu.pdf