こんにちは、ティラミスの松村です。
突然ですが、この写真を見てどう思われますか?
私はこの旗を見た時「恐ろしい」と思いました。
こののぼりは年末に向けて飲み会なども増え、気も緩みがちな時期、ここは市民に気を引き締めてもらおうと厚木市・厚木警察署が制作したものと予測します。
「みんなでなくそう飲酒運転」
私もそう思います。「どんどんしよう飲酒運転!」「飲酒運転最高!」という人は今すぐに免許を返却していただきたいです。
では何に恐怖したのかと言われれば、「みんなでなくそう飲酒運転」の上にあるグラフィックです。
「酒」という文字を拳で殴っているグラフィック。
これを見てどう思われますか?
私はこれを見た時に「何というご時世なのか、、。」と暗い気持ちになりました。
これは何を意味するかというと、
お酒を飲んで運転する人は殴っても良い、ということをグラフィックで表しています。
悪いことしたやつは殴って当然、それを警察が言っている。それを社会が認めている。
それはすごく怖いことだと思います。
飲酒運転をする人は「酔って運転するとどうなるか?」ということを想像できない人なので、必要なのは殴ることではなくて、教育です。
本当に飲酒運転を減らしたいなら、殴るのではなく、なぜ飲酒運転をしてはいけないのか教える必要があると思います。
「殴っているのは人ではなくて、酒ではないか?」というご意見もあると思います。しかし実際、酒を殴ることはできないし、グラフィックが表しているのは酒を飲んだ人なのは明確です。
故・立川談志さんは「酒が人間をダメにするんじゃない。人間はもともとダメだということを教えてくれるものだ」と言いました。
酒を殴っても飲酒運転が減るわけではなく、暴力を助長するだけではないでしょうか。
では、どんなデザインにすればよいのか?
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