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打ち合わせは「徹子の部屋」

デザインの仕事は、「徹子の部屋」からはじまります。
(打ち合わせは「徹子の部屋」のようなイメージ。ゲストはお客様で、わたしたちは徹子です。)

「大切なものはなんだろう?」と考えながら、質問をして、お話を伺います。
度合いは違えど、だいたいの方が「ぐるんぐるん」なのですが、お話していくうちに、だんだんと何を「ピカピカ」にすればいいのか見えてきます。

「ピカピカ」にするものさえ、わかってしまえば、あとは「ビューーン」と行くだけです。

中には「ピカピカ」にするものが見当たらないという方もいらっしゃいます。
お話を伺っているわたしたちが「これですよ」とお伝えしても、自分で「これだ!」と思えないと、なかなか「ビューーン」といけないものです。
言い換えれば、自分で「これだ!」と思えたら、どこまでも「ビューーン」といけるのだと思います。

「まほう」は、自分で自分にかけるとき、「ビューーン」と威力を発揮するのだと思います。

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すべてをつるつるんと循環させるには?

たまご1

たまご2

たまご3

デザインの仕事は、こういう感じだなと思っています。

ここちよく毎日がすごせて、つるつるんと循環していくには、自分が本来の「たまご星人」だなって思えることかなぁと思います。

たまごのままやってきて、「ライオンにしてほしい。タテガミつけたらドカーーンといけると思う」と、いう方が時々いらっしゃいます。
そうかと思えば、「たまごの中身を知りたい」と言いながら、「たまごのままでいたい」という方もいらっしゃいます。

それが間違っているわけではなく、それが必要なときもあります。

わたしは、最近「たまご星人かも!」と、なりました。それまでは、必死で「たまごの殻をデコレーション」することをがんばっていたように思います。

そう思うと、やっぱり「自分、たまご星人でした!」と、なれたほうが楽しいし、自分の力を発揮できそうです。そんな風に循環していくよう、お仕事していきたいです。

ところで、「たまご星人なんだ」と気づけたら、「たまご星」に還ることになる、のでしょうか?

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「どんな1年にしていこうか会議」をしました。

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ティラミスでは、仕事はじめに「どんな1年にしていこうか会議」をします。
そして、初詣で買ってきただるまの右目を入れる、大事な1年のはじまりの日です。

会議の結果、こんな1年にすることにしました。

1

2

3

4

5

みなさまにとって、大きく羽ばたく一年になりますように。

制作の打ち合わせで大切にしていること

デザインは気に入ってくださっていて、お仕事の内容が変更になったため、雰囲気はそのままでリニューアルさせていただきました。

おとな美姿勢主宰の柴田さまは、体の姿勢はもちろん、お仕事に対する姿勢も、心の姿勢もとても素敵な方です。

リニューアルも新しくスタートする場合も、ご相談しながらすすめていきますが、だいたいの方が、もうすでにご自分の中に「ある」ので、それを「これですね」と確認しあうところからスタートします。

ティラミスでは、「これですね」が伝わるデザインをしていくことを大切にしています。

「これですね」がきらっと光っているのを見ると、とても嬉しいです。その光が広がっていくのをイメージしつつ、制作しています。

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「風を売る商店」をはじめた理由

明日は「風を売る商店」の日なので準備をしています。風を売る商店は、ティラミスがやっている不定期開店のお店です。

前回が1回目でしたが、おかげさまで商品はほぼ完売で、はじめましてのお客様も買いに来てくださったり賑やかな開店日になりました。

「お店をはじめよう!」と思った理由は、「受注のお仕事だけじゃなくて、オリジナルコンテンツでお仕事してくことも増やしたいね。」という話からでした。

ゴム印はいろんな色でスタンプできます
ゴム印はいろんな色でスタンプできます

 

まず、「オリジナルグッズを販売してみよう!」と思ったとき、ネットショップも考えましたが、それはやめることにしました。

ものを販売するだけじゃなくて、「なんだかたのしい」「ここちいい」ということを一緒に体験してもらえるようなお店にしたいと思いました。

また、お店をやることで、地域や、さまざまなコミュニティともつながりを持ち、知り合うことをしていきたいと思いました。

商品は福祉施設で作っていただいたり、自分たちで作っています。
商品は福祉施設で作っていただいたものが中心です

 

ご自由にお持ち帰りくださいコーナー
ご自由にお持ち帰りくださいコーナー

 

開店日には「おたのしみ展」と名付けた展示も一緒に行うことにしました。

絵本やアートなど、見たり触ったり聴いたり、それだけを見に来てもらえるようにもしたいなと思っています。

絵本の原画を飾る準備
展示は「おたのしみ展」毎回、どんな展示かおたのしみ。

 

原画を壁に貼って、原画展です
原画を壁に貼って、原画展です

 

「お店」のお仕事を実際にしてみると、今までとは少し違う視点で見たり考えるようなり、グラフィックデザインのお仕事を受けたときにも、役立つ経験です。

「風を売る商店」は、子どもから大人まで年代関係なく、ふらっと立ち寄って楽しんでもらえるような場所にしていきたいなと思います。

明日もたのしみです。

お近くの方は、ぜひ、お立ち寄りください。

 

「自分らしい」という、謎の呪縛を解く

松浦弥太郎先生の「自分らしさはいらない」を読みました。

じぶんらしい、このブランドらしい、この会社らしい、、、。
「らしさ」の枠をつくりすぎたら、窮屈になる。
頭で考えすぎた「らしさ」に 自分が、がんじがらめになって息苦しくなる。

とてもよくわかるなぁと思ったのでした。

今の時代になんか合ってないと思っていいるのに、自分で決めたこと、自分でつくってきたイメージにとらわれて変化できないというのは残念です。
こころが伸びやかで軽やかでいられるほうを選択したほうが、何倍もたのしそうです。

本の中に『エルメスがその昔、馬具をつくるのがエルメスらしさだと頑なだったら、今のエルメスにはなっていない』と書かれていて、「なるほど〜」と思いました。

時代やお客さまに合わせて、こころを使って考えて変化させていける自分でいたいなと思いました。
変えていくけど、「どれもティラミスらしいよね!」って言ってもらえるようなものを、つくっていきたいです。

ここちよく、たわわに実るイメージで。

先月、「わたしらしく」を卒業したばっかりだったので、とてもふむふむと思った本でした。

心がうごく営業メール

営業のメールをお問い合わせフォームから時々いただきます。
個人で活動されているイラストレーターだったり、デザイナーだったり、はたまた、web制作などIT系の企業や、相見積もりサイトの方だったり。

ご連絡いただいたところから、ご縁ができて一緒にお仕事する場合もあるので、営業は一切お断り!とは思いません。むしろ、welcomeな気持ちです。

いいことなら誘ってほしいし、いろんなスキルのある方と知り合うことは可能性が広がるし、ティラミスの得意なところを活かせる場所にだったらどんどん出て行きたいです。

ですが。
コピペで、同じ業種のところにひたすら送っているんだろうな〜と、わかる感じの内容の場合は違います。
数撃ちゃ当たるの1つとして、ティラミスが選ばれたと思うと、むっともするし悲しい気持ちになります。
そして、もちろんその会社へのイメージが悪くなります。

と、いうことは。
その営業活動自体が、実際の目的とは逆の効果を発揮してることになります。
どうせ労力を使うなら、もっと心が動くような内容を考えることに使った方がいいのになーと思います。

そういうメールには、「お世話になっております」と文頭に書いてあります。
はじめてメールをする、縁もゆかりもない相手に「お世話になっております」って変ですよね?
なぜだか「いつもお世話になっております」と書いてある場合もあります。
「何にもまだ、お世話してませんけど?」と、言いたい。笑
日本のビジネスメールの常識って、はじめてでも「いいお天気ですね」のノリで「お世話になっております」って言うんでしょうか?

こころを込めるって大事なことなんだと思うんです。
こころは、見えないけど感じられる。

メールの文章からでも感情が伝わってくるものです。
デザインもそうです。

コピペ営業メールに匹敵するデザインはこれ。
・なんでもいいからデザインして。
・時間ないから急いでテキトーに。
・そこそこ見栄えがいいように。

「そういうことが伝わるデザイン」になっちゃうから、効果は逆効果だと思うんですよね。
デザインはていねいにつくろう、メール1通でも気をつけて出そう、我がフリも気をつけようって思いました。

どっちにいく?

今年もあと残り少なくなってきたので、「これから」のことをいろいろと考えています。

はたらきかた。

デザインのこと。

これからのつくりかた。

 

分かれ道の真ん中でどっちに行こうか考えてるような、落とした斧は何色か聞かれているような気持ちでいろいろ考えてみました。

「寝る間も惜しんで仕事して、お客様のニーズに応えすぎてお安く、そこそこのクオリティのものをタイトな時間でつくる」

と、いうことには未来を感じないな〜と思いました。

 

もちろん、それが得意な人もいるし、必要としている人はいると思います。

わたしたちの場合、そっちに行ってしまうと目指してるところにたどり着けない気がしました。

 

豊かな土壌で美味しい野菜が育つように、こころが豊かでいることで、いいデザインや、いいアイデアが浮かんでくるものです。

余裕がないと、ギズギスしてイライラした気持ちになってしまいがちです。

これから「事業を発展させていこう!」と、キラキラ輝いてるお客さまの大事なツールをそんな気持ちでデザインするのは、なんだか矛盾しているし、お客さまに失礼です。

いいコミュニケーションをして、未来が広がっていくようなデザインをお客さまにお渡ししたいです。

なぜだか伝わってしまう目に見えない部分を大切にして、わたしたち自身をアップデートをしながら、「これから」をつくっていきたいなと思っています。

そのために、お客さまのデザインだけじゃなくって、発表したり発信したりする機会を定期的に持つことも続けていきたいと思っています。クリエイティブに磨きをかけます。

 

と、いうことで来週10/19から「あつぎロードギャラリー」で、個展をします。

個展公式サイトをつくりました。こちらも楽しんでいただけると嬉しいです。
世界のあつお展〜公式と非公式のあいだ〜

eye-sekai

 

デザイン事務所だけど出版社はじめます。

突然ですが、出版社をやろうと思っています。
絵本と、リトルプレスみたいなものを出版したいと思っています。

デザインやさんが、なにゆうてんねん。
と、言われちゃうんじゃないかとドキドキして
もう少し内緒にしておこうとおもっていたのですが
どう考えてもコレだなと思ってしまったのです。

デザインの仕事は、基本的に誰かに何かを「伝える」お仕事です。
伝えるものを創るお仕事。

また、ティラミスで運営しているサイトに、Atsugeekというのがあります。
厚木のおもしろいものをあつめたサイトですが、企画して伝えることが楽しいのです。
それをおもしろいと言ってくださる方がいることも嬉しいです。
編集者の方や新聞社の方にお声かけていただくことも。

出版社は、そういうことを進化させたカタチです。

今まで、ホームページや名刺などのデザインのお仕事をしているにもかかわらず
「絵本描いたら?」と、言っていただくことが何度もありました。
それから、わたしは絵本作家になるのが夢でした。
ずいぶん前ですが出版社まわりをしていた時もありました。

オトナ的な理由や言い訳や、口実とか、いろんなことをグルグル考えてみましたが
どう考えても、こっち方面だなと思えて仕方なかったのです。

「だったら、自分たちでやってしまおう。」と、いうことになったのでした。
難しく考えすぎると、考えている間におばーちゃんになっちゃうかもしれないし。
今の仕事だって、スタートはゼロだったんだし、一緒だなと。

本になるのはもう少し先ですが、出版社の登録をして書店やamazonでも流通させられるようにしようと考えています。

ちいさな出版社、はじめます。
わたしらしくをたのしくするために。

何かをしようと思った時に、悩むのは

そうだ、これから何かをしよう!
そう思った時に迷うことは、よくあること。

わたしも、経験がありますが、
今まで何か、今までと違うことをしよう!と思うと悩む。
自分のプロフィールやキャッチコピーに悩む。

悩んでいるうちに、今、お申し込みしているお客さま優先になるから、自分のことが後回しになったりもする。
(実は、これは本末転倒。ちゃんとサービスの内容などがお客さまに伝わらず、不親切なことになってしまうので。)

ぼんやりと感覚では「こういう感じ」というのがあっても、具体的に言葉に落とし込んでいく作業で煮詰まることはよくあることです。

「じゃ、誰かに聞いてみよう」とか、「どこかに勉強しにいってみよう」と思う時もあるけれど
そうすると、余計に迷ってしまうこともあります。

本当に大事なのは、自分の中に答えを出すこと。
客観的な意見は時には大事だけれど、答えを出すのも、決めるのも、自分自身。
誰かの中に答えはないんです。

『お前の核は、なんだ?お前の中にある譲れないものは何だって聞いてんだよ!』と、怪盗山猫も毎週言ってるぐらい、大切です。

何かしようと思って悩むのは、結局のところ心の安心領域が、今までと違ったところへ行こうとするのを「やめて、行かないで」って止めてるからのことが多い気がするのです。

自分で自分の足を踏みながら前に進もうとしている感じになっちゃってる。
せっかく一歩出たと思ったら、無理やり片足で立って「グラグラするから進めない〜!」と頑張ってる人になっていたりしている場合もあります。

答えが出せない場合には、本当に大切な人に意見してもらうのではなくて、背中を蹴っ飛ばしてもらうことだと思のです。

言葉にできると、ドキドキするけど、とってもスッキリします。
そして、そのまま一歩、二歩進んじゃうと、ころころと進んでいけるものです。
頭で考えているよりも早く現実が変わっていくこともあります。そうすると、あー、こっちに進んでよかったって安心できる。

だから、「そのまんまでいいんだ、いけー!」と、背中蹴っ飛ばしてくれる、安心して背中を任せられる?人が、いることは、幸せなことだなと思います。
今日もおかげさまです。ありがとうございます。