「青空おやつ」タグアーカイブ

やさしい気持ちでいられるように

こんにちは、鈴木です。7月31日に青空おやつを開催しました。すっごく暑かったので、今回は少し暑さが和らいでくる15時からにしました。
公園に行くと準備をする前から「やりたい」と子どもたちが集まってきてくれました。

開催するたびに「ラムネの瓶からビー玉を取り出したい」と、いう子が何人かいます。今まで用意していたのは埋め込み式の蓋のラムネでビー玉を取り出すことができないのですが、そう説明しても無理に取ろうとする子がいるので、なんとか対策しなければと考えていました。

でも、注意しすぎたり禁止したりすることも何か違う気がすると思い、冊子を作って渡すことにしました。

青空おやつには幼児さんから中学生まで参加してくれるので、どの子が見ても「ちょっとおもしろいな」と感じてもらえるものにしようと思いました。「ぺろりん探偵あつお」も子どもたちに人気出るといいな。

今回は、「夏といえば?」というお題で絵を描きました。子どもたちの絵はこちらで見ていただけます。のびのびとした絵はとても癒されます。

コロナ対策のため名簿に名前を書いてもらうのですが、名前や学校名を書くのが難しい子もいます。渡した冊子も読めない子がいて、読める子が読んであげたり説明してあげたりしていました。子どもたちの社会は当たり前にいろんな子を受け入れていてやさしいなぁと感じます。

 

いろんな環境でいろんな心を抱えた子どもたちが公園に来ています。公園は、公園を居場所にしている子どもたちが安心していられる場所であってほしいと思います。

今、多くの人の心に不安や不満が充満していることも、社会の緊急事態だと感じます。これからも子どもたちがのびのびと元気に笑ったり泣いたり怒ったりできる社会でいられるよう、何ができるか考えて、できることをできるだけしていこうと思います。

緊急事態宣言が出てで公園が借りることができなくってしまいました。次がいつできるかわからないけど、この先しばらくは、しっかり感染症対策をしながら活動していくことになりそうです。配慮しながら開催できればと思っています。

やさしい気持ちになれる子どもたちの絵

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青空おやつについて

みんなでつくっていく

こんにちは、鈴木です。6月26日(土)に青空おやつを開催しました。
回を重ねるごとに「やりたい」と、自分から言ってきてくれる子が多くなったなと感じます。そして、おしゃべりな子は何度も立ち寄っては、いろんな話をしてきてくれました。

今回は、「好きな生き物」を描きました。前回は「好きなおやつ」にしたのですが、好きなものというのは楽しくかけるんだなぁと感じて、今回も好きなものを描いてもらうことにしました。なんとなく、社会がピリピリしている空気だし、のびのび楽しく描く時間になったらいいなと思いました。

毎回、テーマはあるのだけれど、クレヨンで画用紙に描く時の心地良さを楽しんでもらいたいなと思っています。具体的なものを描くつもりだったけど、描いてるうちに描くこと自体が楽しくなって忘れちゃったということがあってもいいんです。いろいろ考えすぎずに塗ることで心がすっきりするかもしれません。

木の絵を描いていた子が、友だちに「木って生きものなの?」と言われて、「木も生きものだよ!息てしてるんだよ」と言い切っていたのが印象的でした。

この日、スタッフが2人だったので、てんやわんやだったのですが、参加した子どもたちが手伝ってくれました。参加したいと来た子に青空おやつのことを説明してくれたり、シートの砂利をはいてくれたり、となりの子にテーマがあるんだよと教えてあげたりしてくれました。

こどもたち同士の会話で
「去年の8月からやってるんだよ」
「もう5回参加したことあるし」
「(お絵描きに)毎回テーマがあるんだよ」
など、聞こえてきて嬉しかったです。

子どもと一緒に来ていたパパやママにも手伝ってもらう場面があり、準備や配慮で反省点もあったのですが、おかげさまで楽しい会にすることができました。少しずつ助けていただきながら、それを少しずつお返ししていけたらいいなと思っています。

中央公園の近くに駄菓子屋さんができたので、そこで買っておやつを食べている子もいるようでした。中学生の子が大人買いしてきたと話をしてくれました。

参加した子どもたちは、絵を持って帰るか、青空おやつにあずけるか選ぶことができます。小さい子ほど、ぱっと決める子が多くて、大きくなるにつれて「どっちが正解なんだろうか」と悩む子が増えるように感じます。

「まわりの人がいいと思う答え」を出すのではなくて、「自分がいいと思う答え」を言える環境が、子どもたちの可能性を広げていくように思います。その環境のひとつに青空おやつがなれたらいいなと思います。

大人は先回りして答えを出すことをちょっぴり我慢して、見守る勇気をもたなければなぁ。

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子どもたちの絵はこちら

ソフトウェア

こんにちは、松村です。青空おやつをやっているうちに、公園をハードウェアとした時、ソフトウェアでもっと豊かにできるのではないかと思うようになりました。

公園をスマートフォンだとすると、青空おやつはアプリになります。スマートフォンには青空おやつだけでなく、たくさんのアプリがあった方が楽しくなるはずです。

このように記録を公開することによって、「簡単にできるものだな」と、新しいアプリを作る人が増えるとよいなと思っています。

公園にソフトウェアを走らせることができる一例に、青空おやつがなることによって、手軽に市民がまちづくりに参加できるモデルができないかと思っています。

また、青空おやつを通じてロゴなどの役割、使い方も、知ってもらえたらと思っています。

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青空おやつについて

公園という場所

4月24日(土)、久しぶりに青空おやつを開催しました。
準備していると「常連さん」が、すぐに見つけてくれて早々に友達と一緒に参加してくれました。4ヶ月ぶりの再会だったので、みんな少し大きくなっていて、進級したことを報告してくれて、なんだか嬉しくなりました。

今回はお手伝いに3人の方が参加してくれました。お手伝いをしていただいたおかげで、こどもたちの対応もゆったりでき、とても助かりました。お絵かきのあと、ラムネを公園で飲む子たちの様子を見ながら声をかけることもできました。

お手伝いに来てくれる方の年代も様々で、それもとても嬉しいことです。いろんな人が参加してくれることによって、よりよい時間になるなぁと感じます。

ラムネの瓶に貼ったシールは、剥がして自転車や顔?!に貼って遊んでいました。子どもはシールも好きですね。ラムネの開け方を知らない子がいるので、その時は手伝って一緒にふたを開けます。そんなことも楽しそうでした。

「常連さん」が、青空おやつの仕組みを友だちに説明してくれていました。「このマーク見たらお母さんはわかると思う」とどや顔で言っていて、青空おやつが「ときどき公園にやってくる楽しいもの」になれてるのかなと思いました。

これからの「公園」について思うこと

「公園」で、わたしたちのように小さなイベントを企画する人たちが増えたらいいのになぁと思いました。緊急事態宣言中に保健師さんが子育て相談をしていたけれど、そういうものや年配の人も楽しめるものとか。

これからは、街がきれいに整備されて外側がととのっても、そこで暮らす人たちがそれをどう使っていくか?という中身がとても大事になってくるのかもしれません。すてきなおうちを建てるだけじゃなく、そこでどう暮らすかということが大事なように、街もきっと同じだなと思います。

わたしたちにできることは限られているけれど、これからも青空おやつを続けていこうと思います。

募集

おやつのたねにご協力いただける方、お手伝いをしてくださる方を募集しています。お手伝いは、前日準備も手伝ってもらえると嬉しいなぁと思っています。デザイン事務所に遊びに来たいと思っている方、興味がある方、ご連絡お待ちしてます。次回の日程やお手伝いの内容は決まりましたらホームページでお知らせします。

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青空おやつについて

しばらくおやすみです。

昨年の夏からはじめた青空おやつ。おかげさまで、毎月一回、開催することができました。今年の開催は、緊急事態宣言が解除された後に日程を決める予定です。緊急事態宣言が出ている間は公園を借りることができないのです。

先日、お子さんと公園へ遊びに行った方から、「最近、青空おやつ来ないな」と言っている子たちがいたと教えていただきました。そんな風に言ってくれる子がいることを知りました。もしも、そんな子に遭遇したら「緊急事態宣言が解除されたまたやるらしいよ!」とお伝えいただけると嬉しいです。

昨年は、たくさんの子どもたちが参加してくれました。想像したり、考えたり、自分が何が好きなんだろう?と考えたり、心に目を向ける時間、解放する時間が、子どもたちにとっての「何か」になったらいいなと思います。
また、「おやつのたね」のご協力をたくさんの方にしていただき、全部で19,400円!ありがとうございます。おかげさまで毎月、おやつを買うことができました。秋頃から募集した「お手伝い」にも、いろんな方が参加してくださいました。
また、広報あつぎの2月1日号で、青空おやつを少しだけご紹介いただいたのですが、発行されてすぐにお問い合わせをいただきました。少しずつ活動を知っていただけるといいなと思っています。

どんな時でも公園のこどもたちは元気いっぱいで未来は明るいなと感じます。関わってくださる方のやさしさと一緒に、青空おやつをこれからも大切に育てていこうと思います。

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青空おやつについて

時々、「おやつを子どもたちにあげたい!」と言っていただくことがあります。お気持ちはとってもとっても嬉しいのですが、いろんな子が子どもだけで参加する企画なので、基本的に「おやつのたね」でのご協力をお願いしております。

うまいへた


こんにちは、松村です。今年最後の青空おやつを開催しました。

先月も来てくれた子が、友だちを連れて来てくれました。友だちは「絵は得意じゃないし」と乗り気でなかったのですが、「ウチもそう思ってたけど、そーゆーの関係ないんだって」と連れてきた子が言ったので参加してくれました。

先月、この子は「絵が上手くないから」と参加を迷っていたので、「絵にうまい下手なんてないんだよ」と伝えました。それをおぼえていてくれて、今回は友だちにも伝えてくれたのです。

うまい下手や、白黒では割りきれない、そんな気持ちをこれからも大切に。青空おやつをやっていてよかったと思いました。

おやつはシガールをまほうのステッキに見立てました。「もしも魔法のステッキがあったら何する?」をお題に描いてもらいました。

先月、手伝いに来てくれた中学生が友だちを連れてまた手伝ってくれました。空き時間に配信のことなど教えてもらいました。これもまた、やっていてよかったなと思うことです。

途中、近くで暇そうにたむろしている、やんちゃそうな高校生くらいの子たちが、何をしているのか尋ねてきました。青空おやつの仕組みを説明すると、「絵が売れるんすか?」と、3回聞かれました。少し信じられないという顔をしていましたが、心の奥では信じてくれたように感じました。

おやつのたねにご協力いただける方、募集しています。

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青空おやつについて

公園には小さな社会がある

11月28日に青空おやつを開催しました。風が強くて寒かったけれど楽しく開催することができました。

今回も受付のお手伝いに来ていただき、とっても助かりました。

おやつのたねにご協力もしていただいています。おかげさまで毎回、子どもたちへのおやつを購入することができています。11月は風を売る商店でもおやつのたねにご協力いただけるようにしたので、オンラインストアだけでなく、そこでご協力くださった方も多くいらっしゃいました。

いろんな方のやさしさで運営できることがとても嬉しいです。ありがとうございます。

この日は、ゆるゆると少しずつ子どもたちが参加してくれたので、ゆっくりお絵かきしてもらえて、一人一人とお話することができました。

今回のお絵描きのテーマは、「もしも、人ではないものと友だちになれたら?」でした。動いたりしゃべったりしたら、おもしろいかもなって思うものを考えたりしてもらいました。

今回のおやつは雅藤のクッキーを用意しました。

今日のおやつ

公園の小さな社会

8月から毎月開催する中で公園に遊びに来ている子どもたちの様子を見ていると、公園には小さな社会があるなぁと感じます。スマホや携帯を持っていない子が多く遊んでいるので、ここに来るから会えて一緒に遊ぶということもあるようです。それは、毎回顔を合わせれば遊ぶのかもしれないし、今日、たまたま会ったから一緒に遊ぶのかもしれない。約束して一緒に遊びに来てる子もいるし、小さな弟や妹と一緒に、その子の面倒をみながら遊んでいる子もいます。

その小さな社会の中では、いろいろなことが成り立っていそうです。その中で起こるできごとにちょっぴり心を痛めたり、嬉しかったり。その中だけで通じるブームや楽しいことがあったり。公園は子どもたちの大切な居場所なんだなぁと感じます。

青空おやつは、子どもたちの小さな社会の中に時々入れてもらって、「公園に時々やってくる楽しい何か」になったらいいなと思います。そして、子どもたちの心の中に、ほんの少しでも「広がり」が生まれたら嬉しいなぁと思います。

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➡ 開催日に受付をしてくださるかたを募集しています。ご興味ある方はご連絡ください。
info@tirami-su.com 046-281-7352

なんだかわからないもの

こんにちは、松村です。10月24日に青空おやつを開催しました。その際のレポートは鈴木がこちらでしています。今回、僕が感じたことです。

僕は子どもたちが描いているものが、何かわからないものだった時に「これはなーに?」と聞かないようにしています。言葉にならないものを描いていた時に、それを言葉で説明させることは野暮な気がするからです。

以前、こんな話を聞いたことがあります。保育園で子どもたちが描いた親の絵が、壁に張り出されたことがあったそうです。その中に、目が三つある人の絵がありました。その絵を描いた子の親御さんは「うちの子だけちゃんと描けていない」と心配になったそうです。

しかし僕からすれば「その子だけに見えているものがある」という羨ましさがあります。

「なんだかわからないもの」をそのままにしておくことで、想像のタネが育つことがあります。そして私たちは、想像の自由さを子どもたちから学んでいます。「なんだかわからないもの」が受け入れられるかどうかは、社会が寛容かどうかに関係していると思います。そして僕は青空おやつで、やさしい社会を目指しています。

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10/24に感じたこと、これからのこと。

10月24日に3回目の青空おやつを開催しました。秋らしく爽やかなお天気で、外で絵を描くのが気持ちいい日でした。青空おやつ

今回は、お手伝いに3人の方が来てくれました。スムーズに子どもたちに案内ができて、とっても助かりました。ありがとうございます。

こんな風にいろいろなかたちで、青空おやつに関わっていただけることはとても嬉しいです。いろんな大人と関わることは、子どもたちの世界が広がるきっかけになるかもしれないし、子どもたちの元気さは地域を明るくします。だから、青空おやつはいろんな人に関わっていただける会にしていきたいなぁと思っています。

今回のワークショップ

「もふもふのタネから何が生えてくると思う?」というお題で絵を描くというものにしました。

画用紙と一緒に、袋に入れた「もふもふのタネ」を全員に渡しました。子どもたちは、もふもふに興味しんしんで触ってみたり、生き物だと思ったり、小さい子は絵を描くよりもふもふすることに夢中になったり。お題があったほうがイメージが膨らむようで、いろいろ想像しながら楽しそうに絵を描いてくれました。

「もふもふのタネはお水につけたら本当に芽が出るよ」と伝えたえたら「え?!ほんと?!」とびっくりする子、お家でやってみると言っていた子もいました。次に会った時、芽が出てきたか教えてくれるといいな。

おやつ

10月はハロウィンの月なので、おばけシールを貼ったクッキーとアレルギーなどで食べられない子用にラムネを準備しました。ハロウィンクッキーは厚木のケーキ屋さん、ポニイのものです。

それと、欲しい子にはティラミスで制作した「あつおちゃんのハロウィン」の小さい絵本をプレゼントしました。おもしろいって笑ってくれる子もいて、よかった。

楽しい時間を一緒につくる。

何かを開催した時の雰囲気というのは、主催している人だけで作れるものじゃなくて、その時に一緒に参加してくれたみんなで自然と作られるものだなぁと感じました。

これからも楽しいと思ってもらえるような企画を持って、公園で開催していきたいと思います。ゆくゆくは、ワークショップに関係する本や実物を展示したり勉強したりできるようなコーナーも作れたらいいな。(例えば、今回だったら、ハロウィンの本や、綿の成長がわかる資料や、綿の木を展示するとか)

児童館でもやれたらいいのかなぁとも考えています。そのほか、この場所で同じ企画をやってほしい!などがありましたらお声かけくださいませ。
 

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9月21日の気づき

9月21日に2回目の青空おやつを開催しました。


この日はタウンニュースさん、あゆチャンネルさんに取材に来ていただきました。荻野運動公園の所長さんも見学に来ていただき、みなさんから「面白い試みですね」と言っていただけました。

僕は子どもたちが描くのを黙って見ています。無理にほめたりしません。大人になったらお世辞が通用することがありますが、お世辞は感覚が鈍くなってしまった大人だから通用するのであって、感覚が鋭敏な子どもに通用することではないと思っています。無理にほめないとは言っても、子どもの描く線はとても気持ちいいものなので、「いい!」と言いたくなる所はたくさんあります。

僕はこんな感じですが、保育士の資格を持っている鈴木はまた違ったものだと思います。学校には学校の、家には家の、やり方があると思います。世界には同じものに対しても異なるやり方があって、それが社会を豊かにしていくのだと思っています。


青空おやつをはじめて、「リスクはどこまで取ればいいか」ということを考えさせられました。おやつをラムネにしたのは配ったお菓子で問題が起こるリスクを考慮してということもあります。そして一人で取れるリスクというのは知れているので、リスクを社会で引き受ける土台があるのがよいなと思うようになりました。今は問題が起こると結果だけを切り取って、非難してストレスを解消するみたいな所があると思うんです。問題が起こった時に皆で原因を探って今後起こらないようにする社会に自分はしたいなと思っています。

今回、参加者が途切れなかったため、二人でこなすには忙しく、受付の人がいると良いなという話になりました。やりたいという人がいましたらご連絡ください。おやつのたねにご協力してくださる方も募集しております。

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