「日誌」カテゴリーアーカイブ

最近の若者は、、、。

「最近の若者はすぐ仕事をやめる」という話、よく耳にします。
 
実際は、学校卒業後の離職率は1980年代後半からほぼ変わらないそうです。《
 
景気の良い時に採用された人は離職率が低いそうです。どうしてかと言うと条件のよい時に入った人は「辞めるのはもったいない」と離職しないので、その年代の離職率は下がるということです。

そもそも年齢を重ねれば離職率が低くなるのは当然で、それを盾に「最近の若者はすぐ、、」というのはちょっと「大人げない」ですよね。

若者による事件があると「最近の若者は、、」と言われますが、大人が事件をおこしても「最近の大人は、、」と言われることはありません。

もしティラミスがお客さまに「最近の若者はすぐ仕事をやめる」というのを違ったアプローチで言いたいと依頼されたら「若者は年長者よりはすぐ仕事をやめてしまう。なぜなら人生経験も少なく、いろいろなことにチャレンジできる可能性に満ちているからだ」という風になります。

Hello We are Tiramisu ;)

無限階段

世の中にありそうでないものを考えてみるとけっこうたくさんあったりします。

終わらない恋
一生かわいい妻
不幸があったときに切れる靴ヒモ

実際にはないけどこういったものは私たちの心の奥底にしまわれていて、とても大切なものなのだと思います。

私たちは普段の生活から小さな「たのしい」を探し出し、デザインにそっと忍び込ませます。

そうすれば世界は徐々に「たのしい」で埋め尽くされ、暗い闇をやさしく覆ってくれるでしょう。

これってありそうでないことでしょうか?


via :The Empire of Lights

名刺、チラシ、パンフレット、ホームページなどのデザインの制作承ります。

お問合せはこちら

ディズニーランドは夢を売ってるけど?

「仕事は見て学べ」と教わりましたが、やりすぎると「真似したー」と言われるようになるんですね。「お前のものはオレのもの。オレのものはオレのもの」が通用するのはジャイアンだけなのかもしれません。

さて、今日、amazonの荷物を宅急便のお兄さん(ちょっと若め)が届けてくれたました。
玄関の中に荷物を置いてくれた時「デザインの会社なんですか?カッコイイですね」と、言っていただきました。

いやーーん、ありがとうございます〜♪ぶちゅ。と、思いましたが、「デザイン事務所です」という看板をつけているわけでも、制作実績を玄関に掲げているわけでもないのです。
きっと、なんとなく雰囲気からイメージして、褒めてくれたんだろうと思います。

お兄さんのおかげで、イメージが伝わるって大事なことだな〜と改めて思えました。
そもそも、デザインというのはそういうものなのかもしれませんが。
何も書いてないけど空気感みたいなものが人には伝わります。

なんだか今、痴話喧嘩してた?というのが伝わったり、ツラいツラいと言いながら創ったものは、ツラい「何か」が見ている人に伝わったり、「あの人、なんかいいことあったっぽい」と、いうことも伝わるものです。

お客さんを増やそうと思ったとき、お客さんを増やすことだけを考えると、いつの間にかコンセプトが置き去りになってしまっていることがあります。

「女性向けだから、とりあえずピンクに変えよう」
「こういうSEO対策をするといいらしい」
「こんな感じで名刺のレイアウトをするといいらしい」

と、稼げそうなテクニックに目が行きがちになってしまうからかもしれません。
ドレスを着たら誰もがプリンセスになれるわけじゃありません。本物のプリンセスはドレスを脱いで、Tシャツ着てたってプリンセスです。

大事にしているコンセプトが伝わるってどういうことだと思いますか?
わたしは、このお店に行ったら、こんな気分になって、こんな美味しい体験ができて、こんな時間が過ごせるんだ〜ってことがイメージしてもらえることだと思います。

お店だったら、ロゴ、お店のインテリア、接客も含めた空気感。
それを連想させるホームページや、パンフレット、ショップカードの「デザイン」

そういう空気感を妄想をしてもらえるいろんなことが、最終的にはお客さまのハートをこちょこちょしてアクションを起こしてもらえるのだと思います。

テクニックも、もちろん必要ですが、お客さまを見て改善できることもたくさんあります。
「最近、こういう感じのお客さまが多いな」と思ったら、そういう人にヒットする何かが伝わっているということです。

そこに合わせていくのか、それともそれが意図するお客さまでなかった場合には、何を変えたらいいのか?ということを考える必要があるのかもしれませんね。

ティラミスは、書いてないけど感じてほしいことがあります。お客さまや周りの反応を見ていると書いてないけど伝わっていっているようなのでヨシヨシと思っています。

おかげさまでこんな仕事のご依頼を受けたり、12月ぐらいには企画展をやろうかなと思っています。その時にはまた、お知らせします。

日々のお仕事も大事にしつつ、これからのお仕事をコツコツと育てていくのは、楽しいです。

ウエディングカード制作

ウエディングカードを制作しました。

P1011186活版印刷でシルバーと透明なインクを使っています。

P1011185紙は触り心地のよい厚めのコットン紙です。

P1011189透明のインクを使うことによって複雑な模様もシンプルに表現することができます。

P1011188遠くから見るとゴージャス、近づくとキュートなマテリアルを見つけられるようにしました。

ウエディングカードだけでなく、ウエディングパーティーの席次表・プロフィール・メニューなど特別な日の思い出に特別なデザインはいかがでしょうか。

お問い合わせ

どんなことでもお気軽にお問い合わせ下さい。

パクるってどーゆうことなんだろう?

こんにちは。
パクリ騒動がおこるたびに「パクリってなんだろうな?」と考えたりします。

これは坂本龍一さんの名盤「B-2 Unit」のジャケットです。ジャケットデザインは井上嗣也さん。

これはEl Lissitzkyの「Pro dva kvadrata」という作品です。
 
 
 
次は小沢健二さんのラブリー。イントロを聞いてみてください。

次にBetty WrightのClean Up Woman。イントロを聞いてみてください。

さらにSAM and DAVEのSoul Man。イントロを聞いてみてください。

 
 
 
水木しげる先生の妖怪たちにも元ネタはたくさんあります。あら、鬼太郎が、、。先生の元ネタはこちらのサイトにまとめられています。【水木しげる絵の元ネタ】
 
 
 
パクリと言われていつも考えるのはものまねの存在、ものまねをしている人を「あれは本人のパクリだ」と言う人はいません。しかし声質をパクっていると言われたらどうなるのでしょうか。

 
 
いとうせいこうさんが何かで、和歌の技法に本歌取というのがあって「日本では伝統的に著作権を捨ててお互いにいいとこ取りをし合うということをやってきた、若い人は著作権が当たり前だと思ってはいけない。」とおっしゃってました。

「著作権がないと発明する人たちのやる気がなくなってしまう」という意見もあります。一方で食事のレシピやファッション、フォントなどは法律で縛られずに発展してきました。著作権とパクリも近い所をうろうろしている気がします。

また、敬意のない模倣がパクリと言われている気がしますが、敬意とはいったい何なのかと考えるとよく分からなくなってきます。

もしスタートレックのような時代がきて、お金に困らない生活を皆ができるとしたら、著作権やパクリのあり方は、また違ってくるのではないかと思います。

改訂版 著作権とは何か 文化と創造のゆくえ (集英社新書)
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